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肝臓の機能と腹水 肝炎・肝硬変と腹水の関係

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腹水はタンパク質を含む体液が腹腔内に蓄積した状態のことを言います。

長期的な病気の方に起こることが多い腹水は、肝臓との関わりが深い症状です。

肝臓の機能が衰えると、腹にタンパク質を含む体液がたまってきます。

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腹水と肝臓の機能の関係や肝硬変との関係について紹介します。

また、腹水がみられる肝硬変の食事療法についても紹介します。

腹水と肝臓の機能

腹水
腹水は肝臓の機能が衰えることで発生します。

私たちの腹部には、腹腔(ふくこう)という隙間があり、ここに20~50mlのタンパク質を含む体液があるので、臓器と臓器の摩擦が少なくなっています。

この体液の量が大量に蓄積された状態を腹水と言います。

腹水は肝臓の重度の線維化である肝硬変で起こることが多いです。

肝臓の表面から漏れ出てきます。

短期間に起こった病気よりも長期的な病気の方によくみられます。

肝臓以外の原因で発生するのは、心不全やネフローゼ症候群、重度の低アルブミン血症、収縮性心膜炎などの病気の場合です。

ほかに癌性または感染性の腹膜炎や手術などの医療処置による胆汁漏洩などでも発生します。

治療
腹水になったら、肝臓を安静を保つことが何より大切です。

そうすることで、自然と肝臓への血流量が増えて、肝臓を保護し、機能を回復させることができます。

それから腹水を減らす処置をします。

しかし、腹水には大切な栄養分が含まれているので、大量に減らしてしまうと
体内の栄養が足りなくなり、様々な病気を起こす
引き金になってしまう危険性もあります。

腹水が肝炎が原因の場合

肝炎
腹水が肝炎によって蓄積されることがあります。

肝炎とは、なにかしらの原因で肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊され、発熱や皮膚や目が黄色くなる黄疸、全身の倦怠感などの症状が出る病気の総称です。

肝炎になる原因にはウイルスやアルコール、自己免疫等様々なものがあります。

日本においては、ウイルス性肝炎が80%と言われています。

肝臓病で一番多い病気が肝炎です。

肝炎が慢性化することを慢性肝炎と言い、慢性肝炎が進行して肝硬変という状態になり、肝癌へとしていきます。

肝炎による腹水
肝炎にはA、B、C、D、E、G、TT型といったものがあり、A型は経口感染、B型は母子感染や性行為感染、C型は注射の打ち回しや刺青、輸血、血液製剤等の血液感染で、日本人の場合、この3つで80%を占めています。

肝炎によって腹水が蓄積される状態というのは、
肝炎が重症の状態ということになります。

腹水の治療よりも肝炎の治療を早急におこなう必要があります。


腹水と肝硬変の関係

肝硬変
腹水は多くの疾患で発生しますが、
一番多くみられる原因は肝硬変です。

肝硬変とは、肝炎が慢性化する慢性肝炎の状態が続くと肝臓の中の肝細胞が壊れ、肝機能が低下することを言います。

肝炎では腹水が蓄積されなかったが、肝硬変になって腹水が蓄積される場合があります。

腹がなんとなく膨らんできて、横からみて下腹部が異常に飛び出している。

もしくは仰向けの状態になると、お腹のふくらみが横へ広がるようでしたら、腹水が蓄積されている可能性が高いです。

腹水が蓄積されているということは肝硬変はかなり悪化していると考えられます。

腹水の解消
肝炎が肝硬変になってしまった肝臓で、腹水があるようだと、肝臓は相当悪い状態と言えるでしょう。

肝硬変になってしまった肝臓は、元の正常の状態に戻すことはもう出来ません。

肝硬変で腹水があるのでしたら入院加療が必要です。

腹水は、ほとんどが肝硬変や肝疾患の合併症によるものなので、腹水の治療はあくまで対処療法に過ぎません。

腹水を誘発している原因となる病気を治さなければ、腹水が解消されることは難しいのです。

腹水がみられる肝硬変の食事療法

肝硬変の食事療法
腹水は肝硬変で一番多くみられる合併症で、肝硬変で腹水があるのでしたら入院加療が基本となり、食事療法もおこなわれます。

腹水がみられる肝硬変での食事療法は、
タンパク質を多く摂取することです。

肝臓はそのほとんどがタンパク質で出来ていて、肝臓が正常な状態を保つには欠かせない栄養素です。

痛めてしまった肝臓の細胞を再生させるのもタンパク質です。

タンパク質は毎日60gほど摂取すれば良いのですが、肝臓が弱っている方の場合、1日に90gほど摂取します。

タンパク質以外に摂取するもの
肝硬変での食事療法において、以前は炭水化物は必要ないと言われていました。

しかし、現在では、炭水化物を全く摂取しない場合、摂取した90gのタンパク質がすべてエネルギーとして消費されてしまい、アミノ酸を作らなくなるという考えから、
炭水化物は必要
だとする意見が大勢を占めるようになっています。

90gのタンパク質に対して400gの炭水化物と緑黄色野菜や果物などのアルカリ性食品もあわせて摂取し、更にビタミンも補給する食事療法が行われることが多いようです。

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