バネ指の治し方で親指を手術する方法や費用は？術後の後遺症はないの？

バネ指の治し方の基本は保存的治療となりますが、バネ指の症状が悪化してきたり、繰り返し何度も起きてしまう場合やすでに慢性化してしまっているのを改善するには、手術による治療方法を視野に入れるべきでしょう。

そこで、バネ指の治し方で親指を手術する方法にはどのようなものがあるのでしょうか？
時間や費用などとあわせて紹介します。
また、術後の後遺症についても紹介します。

バネ指の治し方で親指を手術する2つの方法

バネ指の治し方で親指を手術する場合、主に2つの方法があります。それは腱鞘切開手術と内視鏡手術です。

腱鞘切開手術を行うのが通常ですが、最近では内視鏡手術が行われる場合が増えてきています。

バネ指の手術　腱鞘切開手術とは？

バネ指の治し方で親指を手術するといったら、通常は腱鞘切開手術を行います。

親指は腱によって曲げ伸ばしをすることができますが、バネ指になると腱の動きがスムーズでなくなっているので、腱を包んでいる鞘(さや)状の結合組織である腱鞘（けんしょう）を全部ではなく一部分だけを切除することにより、腱を解放する手術が腱鞘切開手術です。

手術の方法は、局所麻酔をおこない、1cm前後（0.8～1.2cm）の皮膚切開を行い、腱鞘の狭くなっている部分を切除することで腱が動くようにします。

手術の費用は、保険適用外の検査などもあるため病院によって違いますが、概ね2～3万円程度です。

バネ指の手術　内視鏡手術とは？

腱鞘切開手術よりも切開部位が非常に小さく、3mmほどで済みますし、術後の縫合も必要としないのが内視鏡手術です。手術時間も短く10分程度で終了することがほとんどです。
また、手術中に指を動かすことができるので、指の動きを確認できるというメリットがあります。もちろん日帰りが可能な手術となっていますし、傷の治りも1週間前後ととても早いです。

腱鞘切開手術よりもメリットの多い内視鏡手術ですが、望めば誰もが受けられるというものではありません。バネ指の症状によっては3mmほど切開では処置が不可能なことがあり、内視鏡手術ができないこともあります。また、この手術を行うための施設が必要となるのですが、まだ完備している病院が少ないのが現状です。

手術の費用ですが、病院によって違いがあり、腱鞘切開手術と変わらず2～3万円位のところもあれば、腱鞘切開手術の2倍以上の所もあります。