ダイエットが腰痛の原因?30代以降はとくに注意が必要な理由
ダイエットが腰痛の原因となる場合があります。
腰痛は様々な原因によって引き起こされますが、ダイエットで痩せてきたと思ったら、なんだか腰が痛くなってしまったという方はとくに女性に多いです。10代や20代よりも30歳過ぎの方がダイエットしたときに腰痛が発生することが多いです。
そこで、ダイエットが腰痛の原因になるのはなぜなのかと30代以降はとくに注意が必要な理由について紹介します。また、ダイエットによる腰痛を防ぐにはどうしたらよいのかについても紹介します。
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ダイエットが腰痛の原因
腰痛とダイエットの関係
ダイエットのやり方によっては腰痛を起こしてしまう原因となります。脚を細くしたい、お腹まわりの脂肪をなくしたいなど目標に体重を落とすために、食事の量を制限する人は多いでしょう。
この方法は最初はある程度、そしてわかりやすく体重が減るので行う人が多いですね。しかし、食事制限は気を付けないとただ体重を落とすだけ、脂肪を落とすだけでなく、栄養バランスが偏り、筋肉を作る主成分である良質なたんぱく質が不足してしまい、筋力も低下してしまう可能性があります。
筋力が低下することで腹筋や背筋の衰えを招いてしまい、上半身の重みが腰にかかる負担が大きくなり、その影響が腰痛としてあらわれるのです。
30代以降は注意が必要
ダイエットして腰痛が起こるのは、腹筋や背筋の衰えが影響しているのですが、女性の方はとくに30歳を過ぎると筋肉が弱ってくるので注意が必要です。
女性の方はもともと一般的に男性に比べると4割ほど筋肉量が少ないと言われています。少ない筋肉量は加齢とともに減少していくのですが、30歳を過ぎると毎年0.5%程度減ってしまうと言われています。40になった時には5%もの筋肉が減ってしまうのです。
だから自然に減ってしまう筋力をダイエットでさらに低下させてしまうと腰への負担も大きくなるのです。
肥満も腰痛の原因となる
ダイエットが腰痛の原因になると紹介してきましたが、30歳を過ぎれば若い時よりも太りやすくなり、太ってきたことやもともと肥満体型の方はそれが腰痛の原因となります。
太ってくると出たきたお腹のバランスをとるために、自然と後ろへ反り返ってしまうので、少し反り返った姿勢で立つようになります。この姿勢は腰への負担が大きいので腰痛の原因となります。
太っていても腰痛になりますし、痩せようと思ってダイエットしても腰痛を招くおそれがあるので、ダイエットのやり方には注意が必要です。
ダイエットによる腰痛を防ぐには
短期間に痩せない
ダイエットによる腰痛を防ぐには極端な食事制限で短期間に痩せないことです。
食事制限は即効性があるため実行する方が多いですが、身体に必要な筋肉を作る主成分である良質なたんぱく質などが不足し、体重と共に筋肉量も落ちます。筋肉量を落とすと腰痛になりやすくなりますし、基礎代謝力が落ちるので、なかなか体重も減らなくなります。
とくに30歳を過ぎたら腰痛を防ぐためにも短期間に痩せるのではなく、6カ月で3~5kgくらいを目標に食事制限ではなく、運動中心のダイエットで痩せるようにしましょう。
筋力が衰えないようにする
ダイエットによる腰痛を防ぐためには、ダイエット中に筋力が衰えないように、適度な運動、腹筋、背筋を鍛えることが大切です。
運動をすることで筋肉の衰えを防ぐ必要はありますが、激しいスポーツや過度な運動をしてしまうと、体に無理がきてバテてしまったり、これも体調不良の原因になってしまうこともあります。そのため、腰痛対策として、ダイエット時でも、耐えられるようなトレーニングや運動をするといいでしょう。
自宅で腹筋や背筋を軽く鍛えたり、水泳をして全身の筋肉を適度に鍛えるのもいいでしょう。水泳は、水の中で運動をすることになるため、関節への負担が軽く、運動を普段あまりしない女性でも、適度に筋力をつけるためには適していると考えられています。
運動が苦手なのに、無理にランニングしたり、スポーツが苦手にもかかわらず、スポーツで無理な体勢や動きをしてしまうと、体を痛めてしまうこともあります。腰痛にならないように、運動をするのに、かえって体を痛めてしまっては、本末転倒になってしまうでしょう。
体調不良や体に極端な負荷をかけてもいいことはありません。自分に合ったペースで、食生活の制限、運動を行うことが大切です。
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