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腰痛の原因は股関節?なぜ股関節に問題があると腰に痛みがでるの?


腰痛の原因が股関節ということもあり得ます。

実際に悪いのは股関節なのに腰痛が発症しているため腰の治療をおこないますが、当然改善されません。なぜ股関節に原因があるのに腰に痛みがでるのでしょうか?

そこで、腰痛の原因が股関節にあっても腰が痛くなるのはなぜなのかについて紹介します。

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腰痛の原因は股関節

脳が錯覚

腰痛の原因が腰ではなく、股関節に問題があるために発症している場合もあります。

股関節は自由度が高く、可動域が広い関節の1つです。上半身を支える重要な関節であって、立っているときはもちろん、座っていても上半身の重みを常に支えている状態なので負担がかなりかかっている関節です。

そしてこの股関節に問題が発生すると、骨盤と太ももの骨との摩擦を防いでくれている軟骨がすり減り痛みを発症します。本来、股関節に痛みが発症するはずなのですが、脳が異常を検知する際に腰で神経が反応してしまって腰痛と錯覚して認識されることがあるのです。

腰部で反応

股関節に問題があるのに腰痛を発症しているので、腰椎だけを見がちですが、腰と股関節の間には骨盤も存在します。

長い間癖付いて歪んだ骨盤をしていれば、様々な部位に痛みが波及します。しかしながら、腰部に付いている筋肉が身体内でも一番大きい為、脳から送られる信号の多くは腰部で反応してしまい、腰痛と錯覚を起こすことがあるのです。その為、腰痛でも股関節が原因の場合があります。

筋肉の拘縮や反応

股関節よりも腰の方が大きい筋肉がついているため、腰痛として痛みがでていることもあります。

股関節と腰の間には腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉があります。この筋肉は更に腸骨筋と大腰筋に分かれ、腰部に付いているのが大腰筋、骨盤に付いているのが腸骨筋と呼ばれています。

これらの筋肉が緊張したままになったり、筋肉など関節周囲の軟部組織が伸縮性を失って固くなり、その結果関節の動きが悪くなる状態である拘縮(こうしゅく)といわれる状態になると、股関節と腰のどちらにも痛みが起こりますが、より大きい筋肉が多い腰部の方が痛みを自覚しやすいのです。

つまり、脳の錯覚によって股関節に原因があっても腰に痛みを感じることもありますが、筋肉の拘縮や反応によっても原因に関係なく腰痛として表現され、危険信号として発信される事が多いのです。

これは、他の部位である内臓などであっても同じ事です。内臓の異常はすぐには分かりません。異常が自覚的に分かる前に腰痛として表現されるのです。


腰痛の原因は様々であるとこを知る

痛みはあくまでも危険信号

このように見てみると、痛みはあくまでも危険信号であって、問題の本質をあらわすものではないことが分かります。

つまり、痛いところ、痛いと思っているところを幾ら治療しても痛み自体が改善しないこともたくさんあるのです。

当然ながら、自覚的な痛みがある局所を検査することは大切です。但し、そこに原因が認められなければ、様々な角度や方法で再検査して、問題の本質を見極めるようにしなければ、いつまで経っても痛みは消えません。

様々な原因がある

痛みが消えないのはまだ良い方で、問題の本質がそこにはないのに、痛みが消えてしまうと、問題は隠れたところで大きくなっていきます。目先の危険信号を安易に取り除いてしまう方がもっと危険なのです。

このように、腰痛と言われても様々な原因があるとこを知るのが先ず第一で、実際に腰痛が起こった場合でも、姿勢の加減、飲食、睡眠の状態、内臓諸器官、腰周囲の状況など全てある程度理解した上で検査、治療してもらうと今ある痛みだけでなく、本質的な改善と健康に役立ちます。

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