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腰痛でレントゲン異常なしの診断、内臓が原因かもしれません


腰痛でレントゲン異常なしと言われ、神経などにも問題がないと診断を受けた場合、その腰痛は内臓が原因かも知れません。

本当の原因を調べるにはどうしたらよいのでしょうか?

そこで、腰痛でレントゲン異常なしの診断、神経や血管等にも異常なしの場合、内臓が原因かもしれないのを調べるにはどうするのかについて紹介します。

腰痛でレントゲン異常なしの診断

腰痛は身体の異常をあらわす信号

腰痛でレントゲンを撮るも異常なしの診断、腰の関節や神経、血管等を調べてもらっても異常がないと診断されることはたいへん多いです。痛み止めや湿布を処方してもらうだけということも多いでしょう。

それでも腰が痛いのがいつまでも治らないのは、内臓が原因かも知れません。腰痛はあくまでも身体の異常をあらわす信号です。

検査は特定の見える物質や血液の数値からの判断になりますが、内臓はそれ以前から異常を持っていて、身体に危険だと感じると痛みとして表現します。それが、腰部に起こっていると腰痛を起こすのです。

腰部でなくても、様々な問題を腰部が代表して痛みという信号に変えている場合もあります。その為、消化器系や泌尿器系の問題は往々にして腰痛としてあらわれますが、腰痛があらわれても数値や形としてあらわれていなければ検査では分からないのです。

腰痛の検査の現状

腰痛で病院を訪れる方の大半は整形外科を受診するでしょう。整形外科では腰痛の検査の場合は腰部のX線やCT、MRIを使います。

もし、腰痛の原因が内臓にあって内視鏡等の検査をすれば分かる範囲の病状だとしても、受診しているのが整形外科だと、まず内視鏡や血液検査などはしないのが腰痛の検査の現状です。

専門の科を受診する事で、詳細にその部位を診てもらえるので、症状と実際の疾患が一致していれば高い精度で治療はできるでしょう。

しかしながら、人間の身体は部分の集合として成り立っているのではなく、全体が協調して動いていますので、危険信号としての痛みが腰に出ていても、内臓に問題があることにたどり着かないことが大いにあるのです。

そこでチャップマン反射(神経リンパ反射)のような内臓と他の部位との関係を表現する検査が重要になってきます。

チャップマン反射とは?

反射が身体に出る

チャップマン反射という比較的簡単な検査で内臓の異常がわかるものがあります。

チャップマン反射は神経リンパ反射とも呼ばれていますが、アメリカのドクターであるフランク・チャップマン博士が発見したもので、内臓疾患と体の特定の部位の圧痛との関連を示したものです。

内分泌系や消化器系の異常があるとチャップマン反射(神経リンパ反射)が起こります。チャップマン反射はドクターの名前からきているものですが、神経リンパ反射とは、特定の体表に刺激を加えると、特定の臓器のリンパの流れが増加、内臓の働きが活性化するという作用のことです。内臓反射で内臓の機能異常の反射が身体に出てきたものです。


チャップマン反射に反応が出ている場合

腰痛の原因を詳細に診断

チャップマン反射(神経リンパ反射)に反応が出ていれば、消化器系に問題がある可能性が高いのです。

この検査を行う事によって、X線などで腰部の関節や神経、血管などに異常が認められなくても、問題であれば反応が出ているはずです。

簡単な検査ではありますが、それによって内臓が問題である疑いが強ければ内視鏡やCT、MRIで検査することによって更に詳細に診断する事ができるのです。

痛みはあくまでも危険信号

この検査で内臓にも問題がなければ、脳神経やホルモンの問題があるかも知れません。

いずれにしても局所の所見だけでは判断出来ず、他の部位に異常があることを知らせてくれているのが腰痛であれば、様々な検査を行う事によって、その原因を突き止めることが大切です。

しかしながら、患者さんは総合病院や大きな病院へ受診するよりも、腰痛ならば近くにある専門科である整形外科を受診するのが最初になる事が多いので、この反射を検査してもらうように依頼することも選択肢の1つにするべきでしょう。

何にせよ、痛みはあくまでも身体全体の危険信号であって、安易にその部位だけ改善したら良いと考えないようにした方が賢明でしょう。

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