ハイヒールが腰痛の原因になる?ハイヒールによる腰痛の対策とは?
ハイヒールが腰痛の原因になっている場合があります。
ハイヒールを履くと足が長く見えるため、履きたいという方も多いでしょうし、仕事柄、どうしても履かなけらばいけない場合もあるでしょう。
そこで、ハイヒールが腰痛の原因になる理由とハイヒールによる腰痛の対策やストレッチについて紹介します。
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ハイヒールが腰痛の原因になるのはなぜ?
体全体のバランスが悪い
ハイヒールを履いている足は当然つま先立ちの状態です。ヒールがあることで足を支えることができていますが、体重のかけ方が悪いと一日中つま先立ち状態になっているということもあるのです。
このような状態ですと、体全体のバランスも悪くなってしまい、とくに腰に負担がかかって腰痛を引き起こす可能性があります。つまり身体の重心線がずれて傾くため、その姿勢を保つための筋肉が耐えられないために腰痛が引き起こされるのです。
筋肉が弱くなっている
人間の理想的な重心は左右の土踏まずの真ん中だとされています。しかし、ヒールがある靴を履いている場合、つま先から歩いたり、つま先に体重がかかっている人が多いのです。
このように重心が悪いことで足に負担がかかるようになってしまい、腰や骨盤を支えるための筋肉やひざ、足首を安定させる筋肉が弱くなっている可能性があります。これらの筋肉が弱くなっている時の目安としては、ハイヒールを履いているときに猫背のような姿勢になり、膝を少し曲げた前傾状態で歩くことです。
筋肉が弱くなっている状態でハイヒールを履くことが腰痛へとつながっているのです。
外反母趾で腰痛
ハイヒールで外反母趾に
女性の方で腰痛やひざの痛みを抱えている方は、かなりの確率で外反母趾にもなっています。外反母趾の特徴として、親指が小指の方に曲がっていく、要するに親指が内側を向いている状態。それによって親指の付け根が外にせり出してしまっている。また、親指にねじれが見える方もいます。
痛みを我慢してハイヒールを履き続けると、このような状態、外反母趾を引き起こしてしまいます。
外反母趾が腰痛を引き起こす
ハイヒールを履き続けることにより外反母趾になると歩く時に足先に力が入らなくなります。足先に力が入らないので、自然と重心がかかとにいってしまいます。それだけでなく、それが左右均等ではなく、異なって重心がかかってしまうことが多いです。
その結果、骨盤や股関節に歪みが起こり、歩く時に重心が「かかと」にかかり過ぎているので、かかとから過剰な衝撃波が腰へ伝わっていきます。常にかかとに重心がかかり過ぎた状態となり、立ち仕事や中腰の姿勢が多くなったり、スポーツなどによる腰への負担が普通の人よりも大きくなるので腰痛が発生してしまうです。
ハイヒールによる腰痛の対策とは?
ストレッチで予防する
ハイヒールによって起こる腰痛を予防するためには、適度な運動に加えて筋力を向上させることが必要です。
日常でできる筋力を向上させるトレーニングとしては、綺麗な姿勢を意識しながら、階段を2段ずつゆっくり上がるようにしたり、正しい歩き方を意識するだけでも効果を期待することができます。
また、内股を鍛えるために足先を90度に開いてタオルを膝にはさみ、ゆっくりスクワットするのを1日20~40回、足の裏を鍛えるためにタオルを指で手繰り寄せたり、ふくらはぎを鍛えるために指先で立ったら、踵の上げ下げをゆっくり20~40回行などのストレッチも効果的です。
ハイヒールを履いた後は、足首を回したり、足の指を開いたり閉じたりするストレッチを習慣としておこなうと足の負担を減らし、腰痛の予防となります。
ハイヒールによって起こる腰痛を予防する
仕事などでどうしてもハイヒールを履く必要がある場合、しっかりとハイヒールによる腰痛対策をおこないましょう。
ハイヒールを履いても腰痛を引き起こさない人もいます。このような方は、ハイヒールを履いていても背筋がきちんと伸びて、しっかり歩くことができているからです。腰を支える筋肉だけではなく、お尻や膝、足首の筋肉が発達しておりきちんと支えることができるため比較的腰に疲労が少ないのです。
筋力を向上させ、腰痛を予防しましょう。
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