腰痛の原因はカバンの持ち方？鞄はどんな持ち方をすればいいの？

腰痛の原因がカバンの持ち方が影響している場合があります。

近年、タブレット（多機能携帯端末）などをカバンに入れて持ち歩く人も増え、男女ともかばんの重さは重くなる傾向にあるそうです。

そのため日々持ち歩いているカバンによって、実は腰を痛めてしまっている人は増加傾向にあります。

そこで、腰痛を防ぐには、どのような鞄の持ち方をすればいいのかについて紹介します。

カバンの持ち方で腰痛

体のバランスが崩れる

カバンの持ち方があなたの腰痛の原因かもしれません。腰痛になってしまうと、重いものを持つ時に痛みがでたり、寝る時でも腰が痛くてなかなか寝られない経験をお持ちの方もいるでしょう。

腰に極端に負荷をかけてしまったり、デスクワークなどで椅子に長時間座り同じ体勢を長時間続けていたりすると腰痛になりやすい傾向はあります。しかし、腰痛の原因は、他にも考えられます。その一つがカバンをいつも同じ側で持ったり、バックを同じ側の肩にかけることです。

そんなことで、腰痛になるのか思う方もいるでしょうが、仕事に行く時や、買い物をする時、また、学校に行く時になにげなく毎日同じ側で持つことで、徐々に体のバランスが崩れてしまうことがあるのです。

そのため、肩や背骨などがどちらかの方向に傾いてしまったり、骨がずれることにもなりかねません。腰痛を起こさないためには、体のバランスが重要なポイントになるため、できるだけ、体のバランス、背骨や肩が片方にずれたりしないように、日々心がけることが大切です。

重心の偏りを知る

私たち人間の身体は左右対称ではありません。心臓や胃、肝臓は1つしかない臓器なので内臓が左右対称とはなっていませんよね。

人体の中で最も重い臓器である肝臓は体の中では右側にあるため、どちらかというと私たちの身体は重心が右側に偏っている人が多いのです。これを輪をかけて右側でカバンを持つとバランスがさらに悪くなり、腰にも大きな負担となるのです。

しかし自分の癖で左側にいつも重心が乗るという方もいますので、自分はどちらに重心があるのかを知ることが大切です。

鞄はどんな持ち方をすればいいの？

両方とも使う

カバンの持ち方による腰痛を予防するには、持つ側や肩に掛ける側をいつも同じ方向にしないことが大切です。意識して交互の手で持ったり、自分の重心がとは反対方向で多めに持つようにするなどしましょう。

ショルダーバックやトートバックなど片掛けで持つかばんは揺れると腰への負担が大きくなります。なるべく軽く指を添えるなどして安定させて持つようにしてください。肩に力が入らずにカバンを持っても左右が水平になり、猫背にならない姿勢を維持しましょう。

リュックサックでも注意が必要

両方の肩に掛けるリュックサックは、左右均等に身体を使う事が出来るのでオススメです。しかし、重すぎると後ろに引っ張られ、背骨の自然なカーブが歪んでしまうなどのリスクがあるので注意が必要です。

リュックサックの場合は、背中にしっかりと密着させ、ヒップベルトが付いているものを使用すると腰にかかる負担を減すことができます。また、荷物の入れ方も軽いものを下、重たいものを上に入れ、重いものはなるべく背中に近いほうに入れるようにしましょう。

腰痛を悪化させないことが大事

腰痛にならないようにする

腰痛は悪化してしまうと、生活に支障がでてしまい、不自由な思いをしてしまうことがあります。医療機関で、治療をしてもらうことである程度、痛みを軽減したり、生活に支障がないレベルにまで回復することはありますが、一度、腰を痛めてしまうと、ちょっとしたことで腰にダメージを与え、また痛みが再発してしまうこともあります。