RSウイルスは乳児だけが感染するの?感染経路と潜伏期間は?
RSウイルスは冬から春にかけて流行し、乳児のほぼ100%が
感染します。
RSウイルスといえば乳児が罹るというイメージが強いですが、
子どもや大人は感染しないのでしょうか?
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RSウイルスとはどのようなものかや感染経路と潜伏期間、
治療や対策について紹介します。
乳児だけが感染?RSウイルスとは?
RSウイルスとは呼吸器系に感染するウイルスのことです。
RSウイルスのRSは「Respiratory Syncytial(呼吸器の合胞体)」
の略です。
RSウイルスは冬から春にかけて流行するウイルスで、
このウイルスの感染力は非常に強いです。
乳児の半数以上が1歳までに罹り、2歳までにほぼ全員が感染する
という強力なウイルスなのです。
乳児だけが感染するのかというとそんなことはありません。
RSウイルスは一度感染しても免疫が十分にできないので、
一生に渡り何度も感染します。
よって子どもや大人でも感染を繰り返す病気です。
ただ、繰り返し感染しながら徐々に免疫が出来てくるため、
罹ったとして症状は軽くなるという特徴があるウイルスです。
RSウイルスの感染経路と潜伏期間
RSウイルスへの感染経路は飛沫感染と接触感染があります。
飛沫感染では感染した人の咳やくしゃみで飛散したウイルスを
直接吸い込むことで感染し、鼻や咽頭の粘膜で増殖します。
接触感染は、鼻汁や痰に含まれるRSウイルスが皮膚や衣服、
またそれらに触れた手指についても4~7時間は感染する可能性が
あります。
皮膚や衣服などについたRSウイルスが眼瞼や鼻咽頭の粘膜と
接触することで感染してしまいます。
RSウイルスの潜伏期は4~6日が多いですが、2~8日くらいだと
思っていた方がよいでしょう。
そして感染期間が1週間から3週間と長いので、感染が広がりやすい
のです。
本人からRSウイルスの症状が消えたとしても、3週間は感染する力が
あるほど強いウイルスなのです。
RSウイルスの治療と予防
RSウイルスの症状は、風邪と同じ鼻水、咳、発熱などで
多くは1~2週間で治ります。
感染すると鼻水から始まり38~39度の高熱と咳が続きます。
そのうちの3,4人に1人は細気管支炎や気管支炎、肺炎をおこします。
再感染することが多いRSウイルスですが、再感染した場合は、
細気管支炎や肺炎などは減り、上気道炎をおこすことが増えてきます。
RSウイルスの治療は、風邪と同じで、処方された薬を使用しながら
免疫力で治すしかないです。
予防として手洗いやうがい、そして人混みを避ける事が大切です。
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