マイコプラズマ肺炎って人にうつるの?症状と感染を防ぐには
マイコプラズマ肺炎は幼児や小学生が罹ることが多いペニシリンやセフェムといった抗生物質が効かない肺炎です。
最近では、大人が罹り重症化するケースが増えています。
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免疫力が関係している肺炎でもあるマイコプラズマ肺炎って人にうつるのか?
症状と感染を防ぐにはどうしたらよいのかについて紹介します。
マイコプラズマ肺炎って人にうつるの?
マイコプラズマ肺炎って人にうつるのかですが、うつります。
なので病院に行ってマイコプラズマ肺炎だと診断されると学校や会社への出席、出勤はとめられます。
出席、出勤の停止期間は決まっていません。
学生の場合、学校保健安全法にて、
「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」
とされています。
要するにお医者さんにマイコプラズマ肺炎が他の人にうつる恐れがないと判断してもらった上で、学校や職場へ行くことができるようになります。
マイコプラズマ肺炎は閉鎖的な空間でうつります。
家族に罹った方がいるとうつりますので、寝る場所を別々にするなど極力接触を避けることが必要となる肺炎です。
マイコプラズマ肺炎は、感染者の飛沫を浴びたり、接触することで簡単にうつりますので、幼稚園や小学校という場所での集団感染を起こす肺炎なので、罹った場合、人との接触を極力避けるよにしましょう。
マイコプラズマ肺炎とは?症状は?
マイコプラズマ肺炎とはどのような肺炎かというと、微生物による感染が原因の肺炎です。
病原体が細菌やウイルスと違い、細胞壁を持たないため、
ペニシリンやセフェムといった抗生物質が効きません。
乳幼児が罹っても風邪と同程度の症状で治まることが多いのですが、小学校以降の年齢になると肺炎になる確率が高くなります。
免疫力が上がってくるほど肺炎になりやすいという特徴があります。
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小学生などが罹るより
大人が罹った場合の方が重症化しやすい肺炎です。
症状としては、喉の痛みや鼻水、鼻づまり、咳、呼吸がしにくい呼吸困難など風邪と同じ症状がみられます。
熱も37℃程度の微熱から39℃以上の高熱を出すこともあり、解熱しても1ヶ月近くこれらの症状が続くことがあります。
マイコプラズマ肺炎は以前、オリンピックが開催された1984年、1988年と4年ごとに大流行したことから「オリンピック熱」とも呼ばれていました。
しかし、2000年以降は大流行していません。
そのかわり毎年、感染している方が増えている肺炎となっています。
マイコプラズマ肺炎の感染を防ぐには?
肺炎は、1歳~4歳の乳幼児と65歳以上の高齢の方に多くみられるのですが、マイコプラズマ肺炎は
小学生から大人までの若くて体力や免疫力がある健康な方
に多く発生する肺炎というのが特徴です。
マイコプラズマ肺炎への感染を防ぐワクチンはありませんので、感染を防ぐには風邪の予防と同じように、こまめな手洗いやうがいをすることが最も大切となります。
咳がしつこく出て、いつもと違うと感じたら、マスクを着用して感染させないようにしましょう。
そしてなるべく早く病院に行ってください。
マイコプラズマ肺炎は、比較的体力がある年齢の方が罹るということもあり、軽症で済むのが一般的です。
しかし、症状が重くなることもあり、感染を防ぐという意味でも病院に行ったら、即入院ということもあるうつりやすい肺炎であるということを覚えておきましょう。
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