肺炎にはうつるものとうつらないものがある ペットからうつるものとは?
肺炎にはうつるものとうつらないものがあるってご存知でしょうか?
肺炎は65歳以上の高齢の方の死因で一番多い疾患です。
高齢の方が肺炎になると、あっという間に命を落としてしまうことがある怖い疾患です。
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肺炎でうつるものとはどのようなものか?
うつらないものとはどのようなものかを紹介します。
また、ペットからうつる肺炎についても紹介します。
肺炎でうつるものとは?
肺炎でうつるものの代表的なのが、
肺炎球菌による肺炎やインフルエンザ肺炎、SARS、マイコプラズマ肺炎です。
肺炎でうつるものは主に咳と共に吹き出される霧状になった唾の中に含まれた病原体を飛沫ごと吸い込んでしまうことによってうつります。
また、空気に浮遊している病原体を吸い込む空気感染でもうつります。
肺炎でうつるものは、必ずしも全てがいきなり肺へ入ってくるわけではありません。
一旦、喉に定着して様々な上気道症状を呈し、その後ウイルス性肺炎に進んだり、こじれて細菌性肺炎を併発する麻疹(ハシカ)のようなものもあります。
肺炎でうつるものといっても様々な病原菌があります。
肺炎でもうつらないものとは?
肺炎でもうつらないものとは、風邪をこじらせてなった肺炎や免疫力が落ちていたり、体力が落ちているときなどにかかりやすい肺炎は、肺炎でもうつらないものです。
また、高齢の方に多い
誤嚥性肺炎
といわれるものも、うつらないものです。
肺炎球菌などは元々口や鼻に住んでいるので、普段の呼吸で気管支の先まで到達する可能性があります。
ところが、実際は、入ってもすぐに気管支のせん毛運動で、口まで押し戻されたり、気管支粘膜の免疫力の力で退治されています。
体力が落ちたりすることで肺炎に至ることがあるのですが、他の方にはうつりません。
高齢の方に多い誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎で、
高齢の方の肺炎の約7割が誤嚥に関係していると言われています。
この肺炎も他の方にはうつりません。
肺炎がペットからうつる?
肺炎がペットからうつるものがあります。
クラミジア性の肺炎で、オウム病と呼ばれているものです。
クラミジア・シッタシという病原体が原因でなります。
オウム病というからといってオウムからうつるわけではありません。
インコや文鳥など、一般的にペットとして飼われている鳥であれば、どんな鳥からでもうつる可能性がある肺炎です。
オウム病に感染している鳥から人間にうつると、肺炎だけではなく、
肝炎や心筋炎、髄膜炎
などを起こす危険があるので注意が必要です。
>>熱が出ない肺炎であるクラミジア肺炎とは?特徴は集団感染?
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