プール熱の症状といつからプールに入れる?予防はどうする?
プール熱ってご存知ですか?
手足口病とヘルパンギーナとで三大夏風邪と呼ばれているものです。
学校の授業などでプールに入る機会が多くなる初夏から秋口頃までに多く発生する夏風邪です。
プール熱に罹るのは、8割が5歳以下の子供です。
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プール熱の症状とはどういったものなのか?
罹ってしまったら、いつからプールに入ることができるのか?
予防はどうすれば良いのかを紹介します。
プール熱の症状とは?
三大夏風邪のひとつであるプール熱は、正式には「咽頭結膜熱」といいます。
消毒環境の整っていないプールで多く発生することから、一般的にはプール熱と呼ばれています。
プール熱はアデノウイルスというものに感染することによって起こります。
飛沫感染や接触感染などによっても広く感染する強い感染力があります。
症状としては、高熱と強い喉の痛み、それに結膜炎を起こすのが特徴です。
5~7日程度の潜伏期間があって、40度近い高熱が出ることが多いです。
ほとんどが5歳以下の子供が罹り、下痢や腹痛を伴う事もあり、脱水症状を起こすこともあります。
プール熱に罹ったらいつからプールに入れる?
プール熱は、文部科学省が定める学校伝染病のひとつです。
第二種伝染病に指定されており、幼稚園児や学生が病院でプール熱だと診断されると、出席停止になります。
高熱と喉の痛み、それに結膜炎の症状がなくなり、2日が経過したら、学校へ行っても良いということになっています。
プール熱に罹ってしまった場合、今度、いつからプールに入っても良いのかですが、これには明確な決まりがありません。
非常に感染力が強いので、排泄物からは2週間はウィルスが排出されているとも言われているので、これくらいの期間、入らないようにすれば問題ないでしょう。
プール熱の予防とは?
プール熱の予防ですが、予防接種などはありません。
基本的に高熱が出たら解熱剤を使って熱を下げるなどの対症療法のみとなっています。
そのため、予防が非常に難しいのです。
できる事は、マメに手を洗い、うがいをしっかりとするなど一般的な風邪の予防と同じことしかできません。
飛沫感染や接触感染も起こしますので、十分注意しましょう。
患者の8割以上が5歳以下のお子さんですが、プール熱に罹ったお子さんからの二次感染で大人もプール熱には罹ります。
感染力が強いので、お子さんが罹った場合、家族は注意が必要です。
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