肩が脱臼したときの応急処置 やってはいけないこととは?
肩が脱臼したときの応急処置ってどうすればよいのでしょうか?
脱臼はスポーツをしている方で癖になってしまっている方もいますね。
そしてその場でなおしてしまうなんて方もいます。
これってどうなんでしょうか?
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すぐに病院で診てもらえればよいのですが、状況によっては難しいということも想定できます。
そこで肩が脱臼したときの応急処置でやってはいけないことは何か?
また、肩が脱臼したときの応急処置の方法について紹介します。
肩が脱臼したときの応急処置 やってはいけないこと
肩が脱臼したときの応急処置としてその場でなおしてしまうなんて方もいますが、
実はこれが一番やってはいけないことなのです。
肩が脱臼した時に絶対やってはいけない事とは「自分で整復する」ことです。
整復とは骨折や脱臼した所を元の正常な位置になおすことをいいます。
よく野球やテニスをしていて脱臼してしまう人がいますよね。
中には癖になってしまう人もいます。
私も実はプールに行ってウォータースライダーをやった時に肩を脱臼してしましました。
その時、奇跡的自分で整復してしまったのですが、後日整形外科に行って、お医者様に大変怒られてしまいました。
それに肩が脱臼したと感じても、上半身を裸にして観察してみると、意外に
脱臼をしていない事も多いです。
もし脱臼していれば、両側の肩を比べて見てみると、肩幅が狭くなって、肩の外側の丸みがなくなっています。
この時点で脱臼したのかもと判断して良いでしょう。
できればすぐに整形外科など専門家に診てもらった方が良いです。
素人が整復するのは大変危険です。
なぜなら外部から力が加わって脱臼した際、複合的に骨折していたり、靭帯や血管を損傷している場合もあるからです。
自己判断はさらに悪い方向に導いてしまうので、絶対にしないようにしましょう。
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肩が脱臼したときの応急処置 Stimson法
そうはいっても登山など自然の中にいる状況など、なかなかお医者さんに診てもらうことが出来ないという状況も想定されますね。
そんな場合は唯一素人にも許されている脱臼を治す方法があります。
それはStimson法という方法です。
高さのあるベンチにうつ伏せでねて腕をベンチからダランと垂らします。
脱臼した方の腕の手首に重さ約3kgの重りをつけて10分くらい待つ方法です。
重りは手で持ってしまうと力が入ってしまうので、布製の鞄などに入れて、持ち手の部分を手首に巻きつけてください。
このようにしてゆっくり、脱臼した肩を引っ張るようにします。
この方法の弱点は時間がかかってしまうこと、重りや高いベンチなどが現場にあるかということ、脇の下の神経や血管を圧迫してしまう危険性があるということの3つの弱点がありますが、もし素人で脱臼の応急処置をする必要がある場合なら、知っておいて損はないでしょう。
肩が脱臼したときの応急処置 脱力ゼロポジション法
もう1つ、とても軽度の脱臼の場合の応急処置として、脱力ゼロポジション法というものがあります。
これは低いベンチで良いので、脱臼していない法の手と足をベンチにつけて、前屈みになり、脱臼した方の腕をダラーンと下に垂らす方法です。
肩の脱臼は軽度でも力が入っていることが多い
ので、この方法でゆっくり脱臼した方の肩を伸ばしてあげることができます。
少し体を揺らしながら、リラックスして肩の力を抜くようにするのがポイントです。
これなら重りがいらないですし、血管や神経を圧迫する危険性がないので安心です。
しかし、それでも素人の整復は危険ですので、出来るだけ早く専門家に診てもらいましょう。
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