骨折の応急処置riceとは?骨折が疑われる時の部位別固定方法
骨折の応急処置の考え方に「rice」というものがあります。
知っていますか?
運動をしていたり、レジャー先で骨折やその疑いがあるような状況になった時、適切な処置ができれば、その後の回復にもおおいに影響します。
適切な処置ができなかったために骨が変形したり、元に戻らない
なんてこともありえます。
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そういうことにならないためにも骨折が疑われる場合の応急処置は知っておきたいものですね。
そこで骨折だけでなく、関節痛や肉離れの場合での応急処置での考え方であるriceとは何かと骨折が疑われる場合の部位別の固定方法について紹介します。
骨折の応急処置を知っておこう
骨折の応急処置を知っておいて損はないです。
いつ周りの誰かがそういう状況になってもおかしくないですからね。
若い人でも骨がスカスカな人が増えている世の中、それだけ“こんなことで骨折”ということも増えています。
運動をしていたり、どこかレジャーに行った時に突然誰かが骨折が疑われるような状態にあったらあなたはどうしますか?
骨折が疑われる場所をすぐに固定
して、早く病院へ連れていってあげるのが一番ですよね。
患部を固定する際には血流を止めないようにしなければなりませんし、もし車などの移動手段がない状態でしたら、自力で歩けるようにした状態で病院へ連れていく必要があります。
こんな時に困らないようにできる範囲で骨折の応急処置を知っておくと便利です。
適切な応急処置をすれば、その後の怪我の治りを早くするだけでなく、怪我をした人を
精神的なプレッシャーから守ることにもつながります。
レジャーなどに出かける場合は何が起こるかわからないということを想定しておいて、骨折の応急処置の基本をおさえて知っておきましょう。
骨折の応急処置 riceとは?
骨折したと疑われる場合だけでなく、関節痛や肉離れの場合でも基本的に応急処置はRICEで考えます。
RはRest(安静)、IはIcing(冷却)、CはCompression(圧迫)、EはElevetion(拳上)です。
具体的に説明すると、安静にしてテーピングなどで固定をし、患部を冷やすことで痛みを軽減し、炎症を防ぎます。
24~48時間を目安に休みながら行います。
テーピングなどで固定することで、腫れや出血を防ぎます。
患部がしびれてきたり、白くなってきた場合は圧迫しすぎの兆候なので、ゆるめましょう。
そして拳上は怪我した部分を心臓より上に上げて出血を防ぎます。
もちろん怪我した部位にもよりますので、無理のない範囲で行いましょう。
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骨折の応急処置 部位別固定方法
転んで足首を骨折したと疑われる場合には、足首を固定してあげることが痛みの軽減につながるので大切です。
もし用意できるのであれば、38mm幅のテーピングが足首の固定に丁度良いです。
足首を垂直な状態にして、テーピングを外くるぶし、土踏まず、足の裏、外側、内くるぶしの順に巻きつけていき、足首まで一周させたら完成です。
テーピングがない場合は三角巾などで固定しましょう。
また足の腫れがひどく、一旦靴を脱ぐと再度履けないような状態の時は靴の上から固定しましょう。
もし足首を固定するための副木があるようなら活用した方が良いです。
膝を骨折した場合はお尻からかかとその下まで副木を使って固定します。
副木の代用として新聞紙や木の枝を使うことができます。
最後に肩や腕の付け根を骨折した場合はテーピングや三角巾などの布を使って、腕と上半身をひっつけるようにぐるぐる巻きにして固定します。
とにかく骨折したと思われる所が固定されていること
が何よりも大切なのです。
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