かかとの骨が痛い骨折ではない原因とは?筋肉や神経との関係とは?
かかとの骨が痛いとなれば骨が折れてしまったり、ヒビが入ってしまったのかと心配になりますよね。
しかし、かかとの骨に痛みを感じる原因は様々で、痛いからといっても必ずしも骨折やヒビが入っている訳ではありません。
歩き方や筋肉が関係したり、神経が関係していることもあります。
そこで、かかとの骨が痛くなる骨折ではない原因について紹介します。
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かかとの骨が痛いのは筋肉に負担がかかっている
筋肉に負担
かかとの骨が痛いのは、骨折だけではありません。
かかとの筋肉に負担がかかっているために痛みが出ている可能性もあります。
普段、運動をしていなくて、急に激しい運動をしたり、体重増加によってかかとの筋肉に負担がかかり、痛みを感じることがあります。
筋肉に負担がかかりすぎてかかとの骨が痛い場合、少し休ませたり、慣れてくることで痛みが緩和してくることが多いです。
運動不足の時に体を動かす場合などは、まずはストレッチなどで筋肉をほぐしてから運動すると痛みが出にくくなります。
歩き方が悪い
歩き方が悪いとかかとの筋肉に負担がかかり、踵の骨が痛いと感じます。
歩き方が悪い方というのは、足の指をうまく使えていない「指上げ歩き」という歩き方をしてしまっています。
歩く動作というのは、足の指・指の付け根・踵の3点が地面に接するのが通常の歩き方なのですが、足の指が地面に接していない歩き方をしてしまっているので、かかとにかかる負担が大きくなってしまい痛みを感じます。
かかとの骨が痛い足底筋膜炎とは?
足の裏の筋肉の硬化
かかとの骨の痛みは、足の指の付け根からかかとまで、足の裏に膜のように張っている腱組織である足底筋膜(そくていきんまく)という筋肉が硬化しているためかもしれません。
足底筋膜は伸びたり縮んだりすることで、足にかかる衝撃を和らげてくれるのですが、硬化してしまうと無理やり引っ張られてしまうために、かかと付近に小さな断裂が起きるために痛みが発生します。
これを足底筋膜炎といいます。
なる人
足底筋膜炎は、主に40~50歳代以上で発症します。
立ち仕事が多い人や足にかかる負担が多いスポーツなどをしている人が発症しやすいとされています。
若くてもスポーツ選手などには多いです。
歩き出した時に痛みを感じたり、足が地面から離れる時に痛みを感じる場合は足底筋膜炎を疑いましょう。
足底筋膜炎の多くは、かかとの骨の前あたりに痛みが起こり、かかとだけでなく、土踏まず周辺やかかと全体に痛みが発生する場合もあります。
病院へ行って適切な治療を受けるようにしましょう。
かかとの骨の痛みと坐骨神経痛
坐骨神経痛
かかとの骨の痛みが坐骨神経痛によるものという場合もあります。
坐骨神経痛によってかかとに痛みやしびれを感じることがあります。
坐骨神経は腰椎から足までを通っている人間の神経の中では最も大きい神経で、この坐骨神経が強い刺激を受けたり、負担がかかってしまうことで、踵の骨に痛みを感じることがあるのです。
腰痛
かかとの骨の痛みが足に関係がない場合、足のケアをしてもかかとの痛みが改善されないようでしたら、腰痛や腰に負担がかかっているために踵の痛みが出ているかも知れないので、病院で診てもらうようにしましょう。
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