かかとの骨が痛い原因が骨折なら後遺症が心配な理由とは?
かかとの骨が痛い場合、骨に何かしらのアクシデントが発生している可能性が高いです。
もし、かかとの骨が折れているのでしたら、しっかりと治さないと後遺症が心配となります。
そこで、かかとの骨が痛くなる主な原因として、踵骨骨折と踵骨骨端症について紹介します。
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かかとの骨が痛い踵骨骨折とは?
骨折
かかとの骨が痛い場合、まず骨が折れていることが考えられます。
かかとの骨は踵骨(しょうこつ)といいますので、「踵骨骨折(しょうこつこっせつ)」といいます。
踵骨骨折のほとんどは、高いところからの落下や階段の踏み外し、かかと部分に強い衝撃を受けたことによって生じます。
後遺症
かかとが痛い原因となる踵骨は複雑な形をしていて、狭い場所で体重を支えているので、凸凹道でも痛みがなく歩けるようになるまで治療するのが難しいと言われています。
踵骨骨折した場合、治療では正常位置で固定する事が最も重要となるのですが、これが出来ていないと、坂道や凸凹道でも歩行に支障が出たり、長時間立っていられない、骨の萎縮によるむくみ浮腫などの後遺症が出ることもあります。
これらの後遺症を残さないために、しっかりと正常位置で固定し、ズレないようにして、関節可動域訓練や筋力増強訓練などのリハビリが行なわれます。
かかとの骨が痛い踵骨骨折の治療
かかとの骨が痛い踵骨骨折の治療は、折れ方や年齢、合併症の有無等でお医者さんの判断決まることが多いです。
高齢でない限り手術をする場合が多いです。
保存療法
保存療法の場合、かかとを3~4週間固定します。
この間、足に体重をかけたり、関節を動かすことが出来ません。
骨折した部分の骨が完全にくっついておらずズレる可能性があるため、3~4週間後、体重の3分の1ぐらいから徐々に体重をかけていきます。
全体重をかけられるまで約1ヶ月程度かかります。
保存療法のメリットは手術をしてないため傷が出来ないことです。
手術
かかとの骨をボルトで固定する手術を行います。
手術でもすぐに体重をかけられるわけではありません。
保存療法と同じように徐々に体重をかける割合を上げていきます。
手術は保存療法よりも早い段階から関節を動かすことが出来て、ボルトで固定されるためズレにくいというメリットがあります。
しかし、手術の傷から菌が入ってしまい、再手術になることがあり、保存療法より足が腫れやすいです。
かかとの骨が痛い踵骨骨端症とは?
骨端症(こったんしょう)
かかとの骨が痛いとスポーツを行っている子供が訴えることが多い症状として、踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)というものがあります。
踵骨骨端症は、かかとの骨の先端部分に強い衝撃や負担が蓄積することで、骨に小さな骨折が起きたり、アキレス腱や足底筋膜にひっぱられることによって炎症が発症し、痛みを感じます。
治療
踵が痛い原因となる踵骨骨端症は、バレーやバスケットなどジャンプを繰り返し行うスポーツを行っている10歳前後の男の子が、発症しやすく痛みを訴えることが多いです。
治療としては、一時的に運動を控えて、安静にして足をしっかりケアすることができれば痛みも自然と引いてきます。
将来的にスポーツが出来なくなるなどといった心配はありません。
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