早朝に息苦しくなる原因とアレルギーで息苦しい原因とは?
朝、それも早朝に息苦しいのでしたら病気である可能性があります。
この時間帯に息苦しい場合、発作が起こることも多いので注意が必要です。
アレルギーによって引き起こされる症状によって息苦しくなることもあります。
子供が息苦しいと訴える場合、様々な病気が考えられます。
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そこで、早朝に息苦しい原因とアレルギーで息苦しい原因について紹介します。
また、子供が息苦しいと訴える原因についても紹介します。
早朝に息苦しい原因
気管支喘息
朝、それも早い時間の4時、5時という早朝の目が覚める前に息苦しい症状がみられるのでしたら、病気を疑う必要があります。
疑われるのは気管支喘息という病気です。
気管支喘息とは、気道が狭くなる時に起こる発作性の呼吸困難の総称です。
気道が様々な刺激、例えばアレルゲンや何かしらの病原菌、大気汚染物質や冷気による気道刺激、運動負荷などが加わることによって、気道が狭くなるなどによって、症状が起こると考えられています。
では、なぜ早朝に息苦しくなるのかというと
冷たい空気が引き金になっているからです。
早朝は気温が一番低い時間帯です。
冷気によって気道が刺激され発作が起き、息苦しい症状がみられるのです。
息苦しくなる頻度
早朝に息苦しくなる気管支喘息は、
季節や天気の変わり目に出やすいです。
一日の中では夜~朝にかけて、特に早朝に出やすいです。
息苦しくなる頻度は人によって様々です。
年に1回とか2回くらいしか息苦しくならない方もいます。
反対に毎朝のように息苦しくなる方もいます。
この症状は、
アトピー体質の方やアレルギー体質の方
はでやすいと言われています。
また、気道感染や薬物の作用の影響、運動をすることででる方もいます。
職場の環境の影響により発症するようになる方もいます。
対策としては、気道収縮発作の緩和と慢性喘息のコントロールが必要です。
気道過敏状態を軽減することが重要ですが、気道粘膜が炎症を起こさないようにコントロールすることも大切になります。
アレルギーで息苦しい原因
アレルギーで息苦しい
早朝に息苦しい原因となる気管支喘息とは、アレルギー性の病気の代表的なものです。
異物が呼吸と一緒に肺に入り込み、気管支でアレルギー反応を起こし、気管支が細くなる病気です。
アレルギーで息苦しい原因には
ハウスダストやダニ、ホコリ、ペットの毛のアレルゲン(アレルギー反応)、風邪などのウイルスの感染
などによって、気管支が過敏反応を起こし、気道の収縮が起こることによって息苦しいと感じるようになるのです。
治療
アレルギーで息苦しい場合の治療の前にまずは、ハウスダストやダニ、ホコリ、ペットの毛などの
アレルゲンを寄せ付けないことが重要になります。
部屋の中をいつも清潔にして、カーペットや布団などにダニやホコリがいない環境を作ることがまずは大切です。
治療薬として多く使われているのはステロイドの吸入薬です。
ステロイドは気道の炎症を抑制する効果があります。
また、自宅で吸入器を用いて、水や治療薬などを霧状にして吸入し、気道に加湿を与え、通りを良くすることを目的とした「エアゾール療法」というものもあります。
子供が息苦しいと訴える原因
考えられる病気
子供が息苦しいと訴える原因として様々な病気が考えられます。
呼吸器系の病気であったり、心臓を中心とした循環器系の病気や胸壁の病気がもっとも疑われます。
他にも消化器系の病気または精神的な病気などによっても息苦しい症状を訴えることがあります。
子供が息苦しいと訴える病気で呼吸器系場合、胸膜炎や肺炎、自然気胸などが考えられます。
循環器系なら不整脈や大動脈瘤、心外膜炎、肺高血圧などです。
胸壁の病気の場合は帯状疱疹や乳腺の疾患、椎間板症、側わん症などが考えられます。
消火器系なら胃潰瘍や急性胃炎、急性膵炎、食道の拡張、胆石などが考えられます。
精神的な病気の場合は、過換気症候群が疑われます。
この他にも、脊椎の異常や、骨の病気、気管支炎、肋間神経痛、食道裂孔ヘルニアでも息苦しいと訴える場合があります。
小児喘息
子供がなる病気に小児喘息というものがあります。
これは呼吸系の病気で息苦しいと訴えることが比較的多い病気です。
アレルギーが原因で起きるケースが多く、特徴は
アレルギーによってアトピー性皮膚炎を併発していることです。
日本人の多くのアトピー体質は、年齢が低いほど高いです。
小児喘息の子供では9割以上がアトピー体質
を持っていると言われています。
したがって環境性アレルゲンの吸入により息苦しい症状を訴えるのです。
小児喘息の治療だけではなく、アレルギーの治療も必要になってくるため、完治するには長期の治療が必要となります。
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