頭痛や肩こり、背中が痛くなると息苦しくなる原因とは?

頭痛が起きると、あわせて胸部の圧迫感も生じて息苦しい症状がみられる方がいます。
また、肩こりが原因となって息苦しいことがあります。
このような場合、肩こりが原因だと思わないため、なかなか改善されないという方が多いです。
背中が痛くて息苦しいのであれば、背骨に原因があるか、病気が考えられます。
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そこで、頭痛が起きると息苦しくなったり、肩こりが起きると息苦しくなる原因について紹介します。
また、背中が痛くて息苦しい場合、背骨と病気が関係している可能性がありますので、こちらについても紹介します。
頭痛で息苦しい
緊張型頭痛
頭痛が起きると、あわせて息苦しくなることがあります。頭痛で息苦しいのは、
緊張型頭痛というものにみられる症状です。
頭痛にはクモ膜下出血や脳内出血、髄膜炎などの病気によって急に起こってくる頭痛と、片頭痛のように長い間に繰り返し起こる緊張型頭痛とに大きく分けられます。
緊張型頭痛の場合、頭痛が原因で胸や背中の筋肉のコリが発生し、
胸部の圧迫感も頭痛とともに生じて、息苦しい症状がみられます。
緊張型頭痛の症状
緊張型頭痛は筋肉のコリを伴うことが多い頭痛です。
この頭痛は、仕事を休むほどのものではありません。
症状としては、首筋や背中、そして胸の筋肉のコリを起こすことで、胸部の圧迫感が生じて、息苦しい状態になります。
倦怠感も起こしやすくなります。
また、フラフラとした船酔いに似ためまいを生じることもあります。
息苦しいので、心臓や肺の病気を心配して受診すると頭痛が原因であると判明したりします。
緊張型頭痛の治療法
緊張型頭痛の治療法は、軽い頭痛なら鎮痛薬が有効ですが、長期にわたる鎮痛薬の服用は依存性を生じやすくなります。
頭痛が強くなると、鎮痛薬だけでは無効のことが多くなり、筋弛緩剤や筋弛緩効果をもつ安定剤(抗不安薬)を併用するとかなりよくなります。
肩こりで息苦しい
肩こりで胸の圧迫感が生じる
肩こりが原因で息苦しいことがあります。
肩の筋肉は首筋や胸、背中に繋がっているため、肩こりは様々な体の不調の原因となります。
肩こりから胸や背中の筋肉のコリが酷くなると、
胸の圧迫感が生じるようになり、息苦しいと感じます。
もしかして心臓が悪いのでは心配になり、検査しても異常が見つからない。
でも肩こりと息苦しさがいつまでもあるような場合、筋肉のコリを軽くするだけで、このような症状が改善されて良くなることがあります。
ほかの症状
肩こりで息苦しい場合には、ほかにも様々な症状がみられます。
筋肉と神経とは密接な関係にありますので、肩こりがしばしば頚椎や椎間板の加齢現象や変性によって起こるため、神経根症状として
腕の痛みやしびれ、首すじや背部の痛み
を生じることがあります。
肩こりは、肩だけではなく、首すじや頭部、さらに背部や胸部にも及ぶ結果、頭痛やめまいが生じることもあります。
全身の倦怠感や微熱、朝起きづらいなどの原因が肩こりである場合もあります。
背中が痛くて息苦しい
背骨に原因がある場合
背中が痛くて息苦しいのであれば、胸椎と呼ばれる
背骨の配列に問題があるのかもしれません。
背骨は一つ一つの椎骨が重なりあって一本の柱を形成し、体を安定させたり、スムーズに動かしたりしています。
一箇所でもその配列がずれたり、動きが悪くなると動作に支障がでます。
また、呼吸をする時には横隔膜や肋骨の動きが必要になってきますが、この時も背骨の緩やかな動きが必要です。
この背骨に何かしらのトラブルが発生していることで、呼吸をした時に息苦しいと感じる場合があります。
このような場合、
背骨の配列を正しい方向に矯正
することで息苦しさが改善されることがあります。
病気
背中が痛い、そして息苦しい原因が病気である場合が考えられます。
肺炎や気管支炎、気管支喘息、COPD、肺がんなどの
呼吸器系の病気は、息苦しさとともに痛みが背中に出ることがあります。
内臓疾患が原因で背中が痛くて、息苦しいというのはよくある症状です。
背中が痛いのを筋肉痛だと思って放置していたら、内臓の疾患で発見が遅くなり、重症化してしまうこともあります。
背中が痛くて、息苦しいのであれば、呼吸器系や内臓疾患を疑い、お医者さんに診てもらうようにしましょう。
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