息苦しい症状から考えられる病気と胸痛や動悸と共に息苦しい原因
息苦しい症状は基本、血液中の酸素が不足することで起こります。
そして息苦しい症状から考えられる病気は実にたくさんあります。
また、胸痛で吐き気がして息苦しいなら、まず、急性心筋梗塞を疑う必要があります。
このような場合、どのような症状がみられるのでしょうか。
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また、急性心筋梗塞でない場合に考えられるのはどのようなことなんでしょう。
そして、動悸と共に胸が息苦しい症状がみられる場合、原因は何でほかにどのような症状がみられるのでしょうか。
息苦しい症状から考えられる病気と胸痛や動悸と共に息苦しい場合の原因について紹介します。
息苦しい症状と考えられる病気
息苦しい症状が起こるメカニズム
息苦しい症状が起こるメカニズムは、
血液中の酸素不足です。
空気中から取り入れられた酸素は、肺で血液の中に入り、心臓から全身へと送られているのですが、この血液の中の酸素が不足すると息苦しい症状が起こります。
激しい運動などによってこのような状態になるため息苦しくなるのが一般的ですが、病気が原因で血液の中の酸素を運んでいる赤血球の不足が起こり、息苦しい症状をでることもあります。
息苦しい症状が起こる病気はたくさんあります
中には急性心筋梗塞など緊急を要する病気もあります。
急性心筋梗塞の可能性が高い場合とは、息苦しい症状と共に胸痛や意識障害、冷や汗、吐き気がみられることが多いので、このような症状がみられるようでしたら、早急に病院で処置をしてもらう必要があります。
息苦しい症状の時に考えられる病気
息苦しい症状が病気によって起こる場合、
胸痛が伴うことが多いです。
このような症状の時に考えられる病気には、急性心筋梗塞のほかに自然気胸や胸膜炎、肺血栓塞栓症・肺梗塞症などが考えられます。
息苦しい症状が就寝後、しばらくしてからみられるようでしたら、慢性心不全や心臓弁膜症、拡張型心筋症などの病気が疑われます。
また、息苦しい症状とあわせて咳が出るようでしたら、肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気でCOPDや細菌性肺炎、肺化膿症、肺がんなどの病気が考えられます。
ぜいぜい、ひゅうひゅうという呼吸音である喘鳴(ゼンメイ)が出るようでしたら、急性細気管支炎、気管支喘息が考えられます。
胸痛で吐き気がして息苦しい
胸痛で吐き気を伴う
息苦しい症状が胸痛で吐き気がして起こっているのでしたら、先程、述べましたように急性心筋梗塞の可能性があります。
急性心筋梗塞のうち半分程度は、前兆として現れる症状として
狭心症があります。
しかし、残りの半分程度は、まったく何の前触れもなしに突然起こりますので予知は難しいという問題点があります。
実際の症状としては、胸部の激痛や締めつけられるような感じ、圧迫感があります。
胸部の激痛の場合には、30分以上も持続し冷や汗を伴うことが多く、それからショック状態になることもあります。
胸痛の具体的な位置は前胸部か胸骨下がほとんどです。
ほかに下顎(かがく)や頸部(けいぶ)、左上腕、心窩部(しんかぶ)に放散して痛みがあらわれることもあります。
吐き気以外にも呼吸困難や意識障害、冷や汗を伴う時は重症のことが多いとされていますので、息苦しい症状が胸痛で吐き気を伴うようでしたら、至急救急車を呼んだほうがよいでしょう。
急性心筋梗塞ではない場合
息苦しい症状が胸痛で吐き気がして起こっているのは急性心筋梗塞である可能性が高いですが、必ずしもそうとは限りません。
このような症状が起きて急性心筋梗塞でない場合、自律神経失調症である可能性が高いです。
自律神経失調症とは、体のコントロールを行う自律神経のバランスが崩れてしまうことで、様々な体の不調がみられる病気です。
自律神経失調症は、息苦しいとか胸痛、吐き気をはじめ、体が疲れやすい、倦怠感があるなど様々な症状がみられ、頭、眼、耳、喉、口、心臓・血管系・循環器系、消化器系、呼吸器系などあらゆる部位に症状がでます。
同時に複数の症状がでたり、あるいは症状がでたりでなかったりすることがあります。
自律神経失調症で心臓・血管系・循環器系に問題がある場合に息苦しい症状がでる事が多く、消化器系に問題がある場合に吐き気がすることが多いです。
動悸と共に息苦しい症状
不整脈
心臓の拍動が自分で感じられる動悸と共に胸が息苦しい症状がみられるのでしたら、
不整脈の可能性が高いです。
不整脈の多くは、過労や睡眠不足、ストレス、カフェインやアルコールが原因で起きている一過性のものです。
不整脈は特別な治療は必要ありませんが、動悸が急に始まって、しばらく続いた後、急に治まるようでしたら、突然死につながる不整脈の可能性があります。
また、動悸が数日続くと心臓が疲れ、体もだるくなり、心不全を起こしている恐れがあります。
このような症状がみられるようでしたら、一度検査を受けておいた方が良いでしょう。
治療が必要な場合
不整脈はほとんどが一過性のものなので、治療は必要としないのですが、
治療が必要な不整脈もあります。
動悸と共に胸が息苦しい症状の他に、生活に支障が出るほどの自覚症状の強い心臓の拍動が自分で感じられたり、動悸の後に血の気が引くようになる場合や脈が異常に遅く、心不全を伴ったり、心停止時間が長い場合は治療の必要な不整脈です。
不整脈は健康な方でもしばしば起きています。
脈がたまに飛ぶ程度や症状のない徐脈がほとんどですが、約20,000人が突然死を起こしている心室細動や心室頻拍など、また老人に多い心房細動が長く続けば、心臓内に血栓ができて、これが元で脳梗塞が起きる可能性があります。
これらの不整脈の場合には、一度お医者さんに診てもらうようにしましょう。
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