生理前になると息苦しい2つの主な原因とは？改善方法とは？

生理前になると息苦しいというのは女性特有の症状ですね。

病気ではなくても多くの方が経験していることですが、動悸を起こすのも生理前になると息苦しいのと関係があるかもしれません。

生理前になると息苦しい2つの主な原因とは何か？

動悸の原因にもなっていると言われる生理前の息苦しい原因と改善方法について紹介します。

生理前になると息苦しいのには、主な原因として2つのことが挙げられます。

月経前症候群
1つは月経前症候群です。
月経前症候群とは、排卵から生理開始までの時期、いわゆる生理前にみられる不快な症状のことを総じて月経前症候群と呼んでいます。

症状は人によって様々ですが、月経前症候群の影響は生理のある女性であれば、
9割というほとんどの方が軽い症状を含めると受けている
症候群です。

生理前になると息苦しいという症状が強く出る方は、目まいや下腹部の痛み、便秘、下痢、頭痛、吐き気などの症状も合わせて出ることが多いです。

症状の出る強さは、ほとんど感じない程度の方もいれば、日常生活に支障が出るほど重くなる方もいます。

乳腺症
もう1つは胸が張って痛い乳腺症です。
乳腺症は、30～50代の女性によくみられる良性疾患です。

主に
女性ホルモンのバランスが崩れたことが原因
で、乳腺に何かしらのトラブルが起こることの総称です。

女性の方なら、普通に生理前になると乳腺が張ったり、乳房が痛いという経験があると思います。

乳腺症は女性ホルモンの影響を強く受けて起こります。

卵巣からのホルモン分泌が増える生理前になると症状が強くなります。そして、生理が終わると和らぎます。

乳腺症によって胸が張ることによって、中には
息苦しい症状を起こす
方もいるのです。

生理前になると息苦しいのが、動悸を起こしている原因にもなっているかもしれません。

よく不整脈と混合してしまう方がいますが、
動悸と不整脈は似ているようで違います。

私たちは安静にしている時、自分の心臓の鼓動を自覚しません。
動悸は普段意識しない心臓の鼓動を自覚することをいいます。

安静にしている時に動悸を感じた場合に考えられる理由が心臓の「不整脈」なのです。

不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れ、不規則になったり、脈の打つ大きさがバラバラになったりしる状態をいいます。

自分の心臓の鼓動を自覚する動悸が起きている原因が、生理前になると息苦しくなることから来ているかもしれません。

動悸が起きる原因には、心臓が原因で起きる不整脈のほかに心臓弁膜症・先天性心疾患などがあります。

心臓以外の原因で起きる動悸として、生理前になるとみられる
月経前緊張症や月経困難症
などがあります。

生理前になると息苦しいのを改善するには、まず9割の女性の方が影響を受けている月経前症候群を改善してみましょう。

食生活による改善方法
食生活による改善方法として、大豆食品や野菜に含まれるカルシウム・マグネシウムを積極的に摂取しましょう。

女性ホルモンの活性化のためにマグロやサバ、イワシなどの魚類やレバー類に含まれるビタミンB6、そして貝類やレバー類に含まれる亜鉛を積極的に摂取しましょう。

サプリメントによる改善法
月経前症候群を改善するには、カルシウムとマグネシウム、ビタミンB6を摂取しましょう。

実際、食事だけでは難しいので上手にサプリメントを利用して効率よく摂取するようにしましょう。

低用量ピルによる改善法
産婦人科で月経前症候群を改善する治療として、低用量ピルを使用したものが多いです。

月経前症候群の症状の軽減には、最も効果があると言われています。

低用量ピルにはホルモン含有量などが異なる様々なものがあり、ご自分に合わないものだとかえって体調を悪くしてしまうことがあるので注意が必要です。

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