うんちが臭いのは病気のせいかも?考えられる病気と自己臭恐怖症
うんちが臭いのでしたら何かしらの病気に罹っているのかもしれません。
うんちをした時のニオイって毎回同じではない、時としてとても臭い時があります。
それは体に異常があるからかもしれません。
もちろん食べ物の影響で一時的に臭くなっている場合もあります。
うんちが臭い原因についてはこちらで紹介しています。
>>うんちが臭い原因とは?改善するにはどうしたらいいの?
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しかし、以前に比べてうんちが臭くなったと感じるのでしたら、病気も疑う必要があります。
今回は、うんちが臭いのは病気によるものかもしれない場合について紹介します。
また、自分のうんちは特に臭いと思い込んでしまう自己臭恐怖症という病気についても紹介します。
うんちが臭いと病気なの?
健康な場合
うんちが臭い場合、何かしらの病気である可能性があります。
うんちが臭いからといって全てが病気という訳ではありません。
肉類など動物性たんばく質を多く食べるとうんちは一時的に臭くなります。
肉食に偏った食生活の方はうんちが臭い傾向にあります。
健康な場合、うんちのニオイは当然するのですが、ほとんどしなかったり、した場合は「酸っぱさ」を感じます。
臭い場合
うんちが異様に臭いと感じるのでしたら、少なくても腸内環境が良い状態ではないでしょう。
うんちでも水分を多く含んだ軟便の状態や下痢の時のうんちが臭いようなら、病気の可能性が高くなるので注意が必要です。
うんちが臭い場合に考えられる病気について紹介します。
うんちが臭い過敏性腸症候群
うんちが臭い場合に考えられる病気として一番多いのが過敏性腸症候群です。
下痢が慢性的に続いたり、下痢と便秘を交互に繰り返すといった症状が続いたりします。
この時のうんちが臭いことが多いのです。
過敏性腸症候群とは、病院で診てもらっても炎症が起きていたり、潰瘍など目に見える異常がある訳でもないにもかかわらず、一日に何回も便意を催し、頻繁にトイレに行きたくなります。
過敏性腸症候群は、このような大腸の運動の異常で起こる病気の総称です。
主な原因はストレスによるものだと言われていますが、最近では腸内環境の悪化による悪玉菌の異常な繁殖が影響していると言われています。
この症状の方はうんちが臭いだけでなく、おならがよく出ます。
うんちが臭いその他の病気
うんちが臭い原因の病気は様々です。
なかには死に至る病気によってうんちが臭くなっている可能性だってあるのです。
ニオイが異常だと感じたら、どこも体が悪くなくても診てもらったほうが賢明です。
潰瘍性大腸炎
安倍晋三さんが初めて総理大臣になった時の退陣理由が、この病気だとして話題になりました。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜が炎症を起こしてただれ、潰瘍などができる難病に指定されている原因不明の病気です。
潰瘍性大腸炎の方のおならには、腐った卵のような臭いがする硫化水素が多く含まれています。
症状としては、下痢と持続的な腹痛を伴うこともあります。
おならが臭いので、下痢をした時のうんちもかなり臭いことが多いです。
症状がひどくなると血便が認められます。
薬による内科的治療で改善することがほとんどですが、改善せず手術が必要な場合もあります。
潰瘍
うんちが臭くて黒っぽいようでしたら、潰瘍の可能性があります。
うんちが黒っぽくなるのは、潰瘍によって食道や胃、十二指腸などの消化管から出血していて、その血液が酸に触れているからです。
うんちが臭くなくても黒っぽいようでしたら出血を疑い、お医者さんに診てもらうようにしましょう。
大腸癌
大腸癌の初期症状としておならがとても臭くなります。
ツンと鼻をつくようなキツい臭いであったり、腐敗臭のようなおならが出るようになります。
これに伴い、うんちもかなり臭くなります。
しかし、これらのニオイは肉類を過剰摂取している食生活でも見られることなので、大腸癌の初期症状だと自覚することは難しいと言われています。
癌が腸の中で大きくなってくると、便が通過する時に癌を押したり、圧迫するので腹痛が起きます。
それに伴い、便の通りが悪くなるので、腹痛や下痢が続きますし、便が残っているような感じがしたりしてきます。
また、癌から出血するために便に血が混じってきます。
うんちが臭いほかにこのような症状が思い当れば、大腸癌を疑い、お医者さんで詳しく検査してもらいましょう。
自分のうんちは特に臭いと思い込む
恐怖症
自分のうんちは特に臭いと思い込んでしまう、うんちだけでなく口臭や体臭が人と比べて臭いと思い込んでしまうものがあります。
これを自己臭恐怖症と言います。
几帳面タイプや潔癖な人がなりやすく、他人の言動や行動がキッカケとなって発症することが多い恐怖症のひとつです。
自分のうんちは特に臭いと思い込んでいるため、公衆のトイレを利用出来なくなり、家から出るのが嫌になることもあります。
改善
自分のうんちは特に臭いと言う思い込みが根付いている場合が多いため、カウンセリング、それも長期に渡ってのカウンセリングが必要となります。
人間は誰もがニオイはあるものだということを認め、ニオイがある自分というものを受け入れられるようにならなければ改善されないため、長期の治療が必要となるケースがほとんどです。
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