汗かきの原因とは?多汗症とは違うの?病気という可能性
汗かきで困っている方は少なくありません。
悩んでいると言うと笑う人もいますが、当人にとっては深刻な悩みだったりします。
ハンカチやタオルが冬でも手放せませんし、何よりも恥ずかしくて仕方がない。
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汗かきがストレスになったり、日常生活に支障が出ている方もいます。
汗かきの原因とは何なのか?多汗症とは違うの?
あなたの汗かきは病気という可能性もあることについて紹介します。
汗かきの原因とは?
汗かきの原因とは、体質や運動をしているのかとか食事などによるものが考えられます。
なぜ私たちは汗をかくのかというと体の体温調節のためです。
気温が高かったり、食事をしたり、お風呂に入ったことなど私たちの体温は一時的に上がります。
上がった体温を下げようとするために汗をかくのです。
これは至って普通の現象で、いわば生理現象といえます。
その中でも汗をかきやすい人がいます。
肥満体質も方は脂肪が体全体にたくさんついているために、体の内側の熱が放出されにくいのです。
そのため体温を調節するのに人よりも多くの汗をかく必要があるのです。
また、日常的に運動をしている方は、実は汗腺も鍛えられています。
汗腺が鍛えられていると体温が上がるだけで汗をかきやすい体になっています。
食事も汗かきの原因となります。
肉類など脂の多い食事をよく食べたり、アルコール摂取が頻繁な人、香辛料など辛いものが好きな人が、汗をかきやすいということがわかっています。
ほかにも緊張やストレスといった精神的な原因で汗かきな方もいます。
汗かきと多汗症とは全く別のもの
汗かきと多汗症とは全く別のものです。
汗かきというのは、体温調節のため生理現象で、体型や体質、食習慣などによって汗をかく量が多いだけで病気ではありません。
これに対して手のひらや顔、脇の下などの局部に大量の発汗が認められるのは多汗症という病気です。
暑ければ汗をかくことで体温調節をするのは普通のことです。
それに比べ、体温調節の必要がない状態にも関わらず、局部に大量に汗をかいてしまう身体異常の状態は多汗症という病気になるのです。
また、緊張や不安、ストレスなどが原因で汗をかくのは、交感神経の働きによる精神的なものなので、身体異常である多汗症とは別のものとなります。
汗かき、病気という可能性も
汗かきは体温調節しているだけだからどんなに汗をかいても大丈夫という訳ではありません。
異常な汗かきの場合は病気という可能性もあります。
特にひどい汗かきだったわけでもないのに、急に大量の汗をかくようになったという場合は注意が必要です。
急に大量の汗をかくようになった場合に一番考えられる病気が甲状腺機能亢進症というものです。
喉のところにあるホルモンを分泌している器官である甲状腺の機能が急激に活発になり、ホルモンを出し過ぎるようになるため、代謝が必要以上に行われ、大量の汗をかくようになります。
ほかにも体重の減少や動悸、手の震え、下痢などを起こすことが多いです。
汗かきになる病気はほかにもあります。
糖尿病になると汗がひどくなり、尿の臭いが臭くなります。
ベトベトする汗を大量にかくようになったなら、白血病や結核の可能性があります。
ほかにも代謝異常やホルモンバランスの乱れを引き起こす病気、更年期障害なども汗の量が増えます。
治療でステロイドを大量に投与すると副作用の一つとして汗かきになる方もいます。
多量の汗をかく場合、病気という可能性もありますので、注意が必要です。
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