背中の痛みが左側だけに出るのは病気のサインかも?考えられる病気とは?
背中の痛みが左側の方に出ている、偏って痛みが出ているという場合があります。
一般的に背中の痛みを感じるのは、多くが筋肉痛であったり、ぶつけたりしたためです。
しかし、何かしらの病気によって左側だけに痛みが出ているというケースもあります。
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背中の左側に出る痛みは左背部痛とも言われますが、背中の痛みが左側に出る場合に考えられる病気について紹介します。
背中の痛みが左側に出る
背中の痛みが左側に出るというのは、文字通り、背中の左側だけが痛くなる症状です。
筋肉痛によって痛みが出ているのなら問題ありません。
筋肉痛の次に多いのが捻挫です。
動かすことでも痛みが発生しますが、ほとんどの場合においてアイシングと安静にすることで回復します。
人によっては、天候によって神経痛のように背中に痛みが出るという方もいます。
しかし、そうではなく何かしらの重大な病気を知らせるサインが背中の左側に痛みとして出てきている可能性もあるのです。
背中の痛みが左側に出る場合、心臓の病気や肺の病気、胃の病気、すい臓の病気が多くみられます。
>>背中の痛みが左に出る膵臓の病気 腰痛と勘違してしまい危険
背中の痛みが左側に出る胸の病気
狭心症
狭心症はみぞおちから左胸、胸からのどにかけて痛みが出るのですが、背中の左側に出たり、左肩や左腕に出ることもあります。
狭心症の場合、痛みは発作的に突然出て、数分経つと痛みが無くなるのが特徴です。
もし、痛みが30分以上継続するようでしたら、狭心症ではなく、心筋梗塞の可能性が高いです。
心筋梗塞
心筋梗塞は狭心症のように痛みが発作的に突然出て、その痛みが30分以上継続します。
もしくは数日前から数週間前には、ちょっとした弱い痛みが出たり、短時間の発作が出たりする場合もあります。
狭心症と同じく背中の痛みが左側に出る、みぞおちから左胸に出ます。
他に左手の小指が痛くなったり、虫歯でもないのに奥歯が痛くなったりする場合もあります。
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肺がん
背中の痛みが左側に出る病気の原因として肺の病気があります。
肺の病気の場合、右の肺なら背中の右側、左の肺なら背中の左側といったように異常がある肺と同じ側の背中が痛くなる傾向があります。
一番心配しなければいけないのが肺がんです。
肺がんによって出血が起こることで、その周辺が炎症します。
それが背中に近い場合には背中の痛みとして出ます。
また、肺の奥で腫瘍が大きくなると背中の神経を圧迫する場合があり、そのため痛みが出ている場合があります。
しかし、肺がんではなく、肺炎やただの風邪であっても背中の痛みが出る場合もあります。
>>背中の痛みが左に出るのは胃のせい?考えられる胃の病気とは?
背中の痛みが左側に出る内臓の病気
胃の病気
背中の痛みが左側に出るのは、胃の病気に関連している場合が多々あります。
背中の痛みが左側に出たり、肩甲骨の内側の痛みに出てる場合、胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんの場合があります。
これらの病気の場合、多くは胃やみぞおちの痛み、空腹時に痛くなり、食事をすると治まったり、吐き気、嘔吐、げっぷなどがみられます。
背中のみに痛みが発生した場合、胃の病気とは考えない方が多いため、発見が遅れることが多いです。
すい臓の病気
背中の痛みが左側に鈍痛として出てくるのは、すい臓の病気の可能性があります。
特にすい臓がんの症状で特徴的なのは左背部痛です。
すい炎やすい臓がんになるとみぞおちの奥から左の背中にかけて、何とも言えない重い鈍痛がします。
鈍痛は夜中から朝方にかけて起こり、痛みで起きてしまうこともあります。
人によっては鈍痛ではなく、痺れるような痛み方をする場合もあります。
>>背中の痛みが肩甲骨に出る場合とは?痛む場所別の病気との関係
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