新じゃがとじゃがいもの違いは?緑色になるのはなぜ?
新じゃがのおいしい季節になると当然ですが、スーパーとかでは
「新じゃが」が並び始めます。
でも普通の「じゃがいも」も売っています。
普通のじゃがいもと新じゃがって何が違うんだろう?って
思ったことはありませんか?
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それに新じゃがが緑色になったことはありませんか?
新じゃがならではのおいしい食べ方とともに新じゃがと
普通のじゃがいもの違いと新じゃがが緑色になるのはなぜ?
について紹介します。
新じゃがと普通のじゃがいもの違いって何?
普通のじゃがいもといえば、北海道産がほとんどです。
北海道のじゃがいも生産量は、日本のじゃがいもの生産量の
約80%を占めていますから。
このじゃがいもは、春に植えつけられたものを7月~11月に収穫し、
一部は「新じゃが」で市場に出回りますが、大部分は貯蔵され、
冬から夏まで安定的に出荷されています。
一方、新じゃがは3月~6月頃までに収穫されたもので、
九州の鹿児島県や長崎県で生産されたものが多く、
採れたてのものを貯蔵せずに直ちに市場に出荷されます。
じゃがいもは栽培してから3~4ヶ月で収穫できますので、
暖かい地域でも冬に植えて春に収穫することが可能なんです。
要するに貯蔵されたものを「じゃがいも」とし、3月~6月頃までに
収穫されてすぐに出荷されているものを「新じゃが」と区別しています。
北海道産でも7月に収穫されたものは「新じゃが」と呼んでいますよ。
普通のじゃがいもは、完熟してから収穫されていますので、皮は硬く、
デンプンの量が多く蓄えられて、食べるとホクホクした食感があります。
新じゃがは、完全に成長する前の未成熟なものなので水分が多く、
軟らかいので、料理する時には早く煮えて、香りも高いという
特徴があります。
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新じゃがならではのおいしい食べ方
新じゃがならではのおいしい食べ方は、皮が薄くてみずみずしい
食感だということを活かした食べ方となります。
生でそのまま食べてもおいしいのが新じゃがならではです。
皮が薄くて皮ごと食べやすいので「じゃがバター」はおすすめです。
じゃがいもの皮をむき、1㎝厚さにスライスして、細切れベーコンと
合わせてコンソメ味で蒸し煮する料理とかに向いています。
肉じゃがとかにはちょっと不向きですね。
新じゃがが緑色になるのはなぜ
新じゃがが緑色になっているのを見たことがありませんか?
新じゃがに限ったことではないのですが、じゃがいもって
緑色になるんです。
新じゃがにしろ、じゃがいもにしろ日光に当てると皮に葉緑体が出来て、
光合成を始め緑色になるんです。
緑色になるのは保存状態が悪いということです。
新じゃがにしろ、じゃがいもにしろ芽が出ると、ソラニンという毒素が
出来てしまいます。
普通は芽だけにあるソラニンが皮にも出来ている状態で、
これを食べるとマズイですし、死に至る可能性もあるので、
間違っても食べないようにしましょう。
緑色にならないように風通しのいい冷暗所で、日光の光が
当たらないように保存しましょう。
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