正座によるしびれ、できない膝の痛みとは?しびれない座り方
正座をする機会が減ってきている昨今ですが、法事などをはじめ、正座を避けられない場面もまだまだ多くあります。
正座をすると、すぐに足がしびれてしまい、困るという方も多いのではないでしょうか。
また、正座をすると膝が痛くなる方も多いです。
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正座による足のしびれの原因とは何か?
正座による膝の痛み、しびれないための座り方の注意点を紹介します。
また、日本人にとても多い腰痛を正座で正しい姿勢を身につけることで、予防する方法を合わせて紹介します。
正座によるしびれの原因とは?できない膝の痛みとは?
正座による足のしびれの原因は、自分の体重が膝下の部位にかかることで、血管が圧迫され、血液の流れが悪くなるからです。
圧迫により末梢神経に必要な酸素が不足して機能が低下します。
末梢神経は知覚を伝える神経で、そこに電流が流れます。
この電流がしびれです。
正座をすると膝が痛くなる方が多いです。
この原因は様々なので、一番多いのが変形性膝関節症によるものです。
変形性膝関節症とは、加齢や膝の使い過ぎなどで膝軟骨がすり減り、痛みを伴う症状のことです。
すり減った軟骨は、修復しようと体がするのですが、元通りには修復されません。
形がいびつで修復されてしまい、これが骨棘となり、痛みを増加させ、関節の形がどんどん変形してしまいます。
処置が遅くなるほど取り返しのつかないことになるので、正座をすると膝が痛むのなら、早めにお医者さんに診てもらうべきです。
正座でしびれないための座り方の注意点
正座による足のしびれの原因は末梢神経の圧迫なので、圧迫を受けない姿勢をすることでしびれを緩和しましょう。
座り方ですが、膝の間にこぶし一個分程の隙間を作り、かかとに均等に力が加わるようにお尻を落として座ってください。
正座でしびれないための座り方は、足の一ヶ所に体重がかからないようにすることです。
両足の親指同士を重ねて座りましょう。
そして、上下を入れ替えることがポイントです。
座りながら両足の親指を上下を入れ替える動きをこまめにすることで、しびれが起こりにくくすることができますよ。
正座で正しい姿勢を身につけ腰痛を防ぐ
日本人にとても多い腰痛。
これの予防策として正座はおすすめです。
腰痛予防の第一は日常生活の中で正しい姿勢を保つことで、体重が一箇所にかからない座り方である正座は、背筋が伸びて腰痛に最も良い座り方なんです。
私たちは、イスなどに座った状態というのは、立った状態に比べて、実は腰に1.4倍もの負荷がかかっているといわれています。
これに猫背が加わると腰への負荷は1.8倍にもなるそうです。
正座は背骨が理想的なS字カーブを描くため、座っている状態としては腰への負担が少ないです。
腰痛防止のためにも正しい正座の姿勢でなるべく座るようにすれば軽減できますよ。
鼻とおへそが真っ直ぐになるようにして、耳は肩の上になるような姿勢で正座をするようにして、腰痛予防に正座を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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