水道水、塩素はなんで入っているの?沸騰させる時間は?
私たちは当たり前ように家庭の蛇口から水道水をそのまま飲んでいます。
実は水道水がそのまま飲める国というのは、世界中ではごくわずかしかないのです。
そのまま飲めますが、日本の水道水は全国どこでも塩素を使われています。
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そこで水道水にはなぜ塩素が入っているのか?
水道水のカルキを抜く方法で沸騰させる時の注意点と塩素臭さを消す方法について紹介します。
水道水、塩素はなんで入っているの?
水道水、塩素はなんで入っているのかというと、水道水に含まれている雑菌の繁殖を抑えるためです。
そうしないと病原菌に汚染される恐れがあるためです。
法律によって、殺菌のため塩素を入れることが義務付けられてもいます。
日本には、水道水となる水源が様々ありますが、なかには汚れている水質の水源もあります。
どのような水質の水源であっても、私たちの健康に影響がないよう、安全な水道水である必要があります。
そのため水を消毒して雑菌の繁殖を防ぐような処理しています。
そこで使われるのが塩素というわけです。
塩素は残留塩素の問題が度々話題になります。
現在では、塩素を使わず、オゾンを使った水道水の雑菌の繁殖を防ぐ方法があります。
しかし、残念ながら、通常の浄水方法よりもコストがかさむため、普及しない状態となっています。
水道水、カルキを抜く方法で沸騰させる時間は?
水道水に含まれている塩素のことはカルキと言われていますね。
カルキを抜くと言ったら、塩素を抜くことだと思って下さい。
水道水を汲み置きしておけばカルキは抜けますが時間がかかります。
室内でカルキを抜くのには、2~3日必要です。
日中の日光が当る屋外でも6時間以上は必要でしょう。
水道水に含まれているカルキを抜く方法として、最も一般的なのが沸騰させて抜くことでしょう。
この方法は手軽ですが、十分に沸騰させないと完全にカルキを抜くことが出来ないので注意が必要です。
水道水には塩素が使われている訳ですが、残留塩素は水中の有機物と反応して、トリハロメタンというものが発生します。
トリハロメタンは発がん性が指摘されているものです。
このトリハロメタンは、沸騰直後に最も多く発生することがわかっています。
そのため沸騰後、さらに10分程度沸騰させる時間が必要です。
水道水の塩素臭さを消す方法
水道水の塩素臭さを消す方法として、レモンの絞り汁を入れる方法があります。
ビタミンCの顆粒を入れても同じ効果が得られますが、水本来の味ではなくなってしまいます。
緑茶に含まれるカテキンにも、ビタミンCと同じように塩素臭さを消す効果があります。
水道水を緑茶葉に通せばOKです。
しかし、この方法は緑茶の味が移ってしまうので、水本来の味ではなくなってしまいます。
水の味は変えたくない方は、竹炭を使うと良いでしょう。
水道水に20分程度入れておくだけで、水の味を変えずに塩素臭さを消してくれます。
後はお金がかかりますが、浄水器を使うという方法になりますね。
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