台風のとき風速何メートルだと電車は止まるの?台風の風速の定義とは?
台風のとき、風速がどれくらいあると電車が止まるのかご存知ですか?
台風で起きる被害には豪雨による洪水・浸水や強風による倒木などがありますが、あまり強い風が吹いてしまうと交通機関である電車もストップしてしまいますよね。
そこで、台風のとき風速何メートルだと電車は止まるのかと台風の風速の定義について紹介します。また、台風の風速と被害の目安についても紹介します。
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台風の風速がどれくらいになると電車は止まる?
風速25m/s以上がほとんど
台風のとき、風速がどれくらいになると電車が運休するのかは、それぞれの鉄道会社で「強風時の電車運行基準」というものを定めているので統一はされていません。
風速が20m/sになるとその多くが徐行運転を始め、風速25m/s以上になると多くの鉄道会社が運転を中止し、風速30m/s以上になると全ての会社で運転を中止するようになっています。
運行基準については「台風 風速 電車」で検索すれば見つかります。また、運行状況を調べたい場合はそれぞれの鉄道会社のサイトを確認するか、運行状況を確認するアプリなどをダウンロードしておくと安心です。
関東エリアとJR在来線の運行基準
風速15m/s以上・・・速度制限(京王電鉄)
風速20m/s以上・・・速度制限(京王電鉄・相模鉄道)
風速20m/s以上・・・時速25km以下(JR東日本・西日本・四国・九州)
風速20m/s以上・・・時速45km以下(JR北海道・東海)
風速20m/s以上・・・時速55km以下(西武鉄道)
風速25m/s以上・・・速度制限(京成電鉄・京浜急行電鉄)
風速25m/s以上・・・時速25km以下(西武鉄道)
風速25m/s以上・・・運転中止(東京メトロ・都営地下鉄・東武鉄道・京王電鉄・小田急電鉄・東京急行電鉄・相模鉄道・すべてのJR在来線)
風速30m/s以上・・・運転中止(すべて)
台風は風速何m/sだと定義されているの?
台風の風速の定義
台風の風速における定義は、最大風速(10分間平均)が17.2m/s以上とされています。これに加えて北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在するものを台風と呼びます。
最大風速が33m/s以上だと「強い台風」となり、44m/s以上だと「非常に強い台風」、54m/s以上だと「猛烈な台風」と台風の強さを表現します。
風速予測が期待されている
様々な要因によって変わる台風の風速は、日常生活にも大きく影響を与えるため、台風シーズンになるとネット上の天気ニュースを参考にして天候を知っておくことが大切です。
台風の風速を基にして台風に備えるための準備を行うことが重要なポイントで、過去の台風情報を参考にして毎年の台風の風速を予測することも重要です。
台風の風速を意識することによって、台風シーズンを乗り切ることが容易になって行くことが多くの人たちに期待されています。科学の進歩が台風の風速の予測をより正確にしていくことによって、より台風の風速における定義が明確になってくるのではないでしょうか。
台風の風速と被害の目安
40m/s以上だと鉄塔が曲がることも
平均風速別の被害の目安について紹介します。
15~20m/s・・・雨戸やシャッターが揺れる。屋根瓦が飛ばされることもある。
20~30m/s・・・固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒する。ビニールハウスのフィルムが広範囲に破れる。子供は飛ばされそうになる。
30~40m/s・・・屋根が飛ばされることがある。何かにつかまっていないと立っていられない。電柱が倒れることがある。自転車などが飛ばされる。
40m/s~・・・木造家屋で倒壊するものがある。鉄塔が曲がるなど鉄骨構造物で変形するものがある。
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