夜中のトイレに30代が起きてしまうのは病気かも?5つの原因とは?
夜中のトイレにまだ30代にもかかわらず頻繁に行くのは年齢的には早いです。夜中にトイレに行くために何度も起きてしまうのは、夜間頻尿と呼ばれ、年齢が上がるにつれて増えていきます。
一般的には40代以降から始まると言われていて、40代で約40%もの人が夜間頻尿に罹い、年代が上がるにつれ増えてきます。それが30代から始まる原因は何でしょうか?
夜中のトイレに30代が起きてしまう原因について紹介します。
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夜中のトイレに30代が起きてしまうのは生活習慣
1つめは生活習慣によるものです。水分やカフェイン、塩分の摂り過ぎや、体が冷えていることが原因です。
寝る前に水分をたくさん摂っていると、トイレに行きたくなります。また、コーヒーや緑茶などを飲むとトイレが近くなります。カフェインには利尿作用があるためです。塩分の摂りすぎも注意です。塩分をたくさん摂取すると、体は体外へ塩分を排出しようとします。
体が冷えることでトイレに行きたくなる場合もあります。交感神経が優位に働くことや、汗などで水分が排出されないことなどが原因です。
夜中のトイレに30代が起きてしまうのは睡眠障害
2つめは睡眠障害によるものです。睡眠時無呼吸症候群という病気になると、心臓に流れる血液の量が増えます。一気に増えてしまった血液をどうにかしようとして、尿に変換するのです。そのため、30代であっても夜中に頻繁にトイレに行くようになります。
また、睡眠障害に罹っていると、目が覚める度にトイレに行くこともあります。夜間頻尿が原因で睡眠障害になるのではなく、睡眠障害で夜間頻尿になるということもありうるのです。
夜中のトイレに30代が起きてしまうのは病気
3つめは膀胱や子宮、心臓の病気が原因によるものです。膀胱炎になると、尿を溜めておける量が減ります。また、過活動膀胱炎の場合は膀胱の活動が活発になり過ぎることもあります。これらの病気になるとトイレの回数が増えるので、夜間にトイレに行く回数も増えるのです。
また、女性特有の病気である子宮筋腫が原因の場合、筋腫が大きくなることによって、膀胱が圧迫されます。そうすると、1度に溜めておける尿の量が減ってしまい、トイレが近くなります。
そして、心臓が原因でトイレが近くなってしまう可能性も高いです。心臓病に罹ると、心臓ポンプ機能が弱くなります。ポンプ機能が弱まると、血液の循環が上手くいかなくなります。
そうなると血液が上に行かなくなり、下に溜まります。日中は立っていることが多いため、血液は下に溜まったままですが、睡眠時は横になりますよね。
横になると、下に溜まっていた血液が一気に心臓に押し寄せます。押し寄せてきた血液を何とかしようと、体は尿に変えるのです。
夜中のトイレに30代が起きてしまうのは男性特有の病気
4つめは男性にしか当てはまらないのですが、前立腺肥大症、前立腺炎といった男性特有の病気が原因で、30代でも夜中にトイレに行きたくなってしまいます。
前立腺肥大症は高齢化するほどかかりやすくなる病気で、一般的には40代の40%、50代の50%、60代の60%と、年代と同じ割合で罹患率が増えていくと言われており、高齢化傾向と相まって、受診患者数は年々増加しています。
しかし、若い男性でもなることがある病気なのです。おしっこが細くなり残尿感も残るため、昼夜ともにトイレが近くなります。
前立腺肥大症よりも30代の男性が罹るのが前立腺炎という病気です。前立腺炎も前立腺肥大症と同様に、おしっこが近くなる頻尿の症状が出ます。
夜中のトイレに30代が起きてしまうのは体型
5つめは体型によるものです。太り過ぎていたりすると30代でも夜中にトイレに行きたくなってしまいます。
これは高血圧、高血糖、高脂血症を招く原因となり、特に糖尿病になってしまうと、喉が渇きやすくなります。そのため、水分を多く摂取するようになり頻尿になるのです。
また太っていると、睡眠時無呼吸症候群になる確率も高まり、夜間頻尿になるということもありうるのです。
>>夜中にトイレに行きたくて目が覚めてしまう7つの原因とは?
>>夜中にトイレに行きたくなってしまう20代でも起こる原因とは?
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