夜中にトイレに行きたくて目が覚めてしまう7つの原因とは?
夜中にトイレに行きたくて目が覚めてしまったことがある人は多いのではないでしょうか。実際、夜間に1回以上トイレに行きたくて目が覚める状態を夜間頻尿というのですが、40歳以上の約7割近くの人が夜間頻尿です。
これだけ多くの人が夜中にトイレに起きていると、夜間頻尿を軽く受け止めてしまいそうですが、重大な病気が隠れていることもあるので注意が必要です。
夜中にトイレに行きたくて目が覚めてしまう原因について紹介します。
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夜中トイレで目が覚めてしまうのは塩分の摂り過ぎ
塩分の摂り過ぎは夜中にトイレで目が覚めてしまう原因となり得ます。塩分を摂り過ぎると私たちの体は、体内の塩分濃度を下げようとして、水分を求めますので必然的に喉が渇きます。過剰分の塩分を体の外に出そうとして尿量が増え、頻尿となります。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは体の冷え
体が冷えると血の巡りが悪くなり、内臓も冷えます。もちろん腎臓も冷え、その結果腎臓の働きが悪くなるので排尿障害につながります。
また、体が冷えることで交感神経が活発化します。交感神経が活発化すると、膀胱を収縮させてしまうので、夜中にトイレが近いのです。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは睡眠障害
加齢やストレスが原因で眠りが浅くなると、トイレに行きたくなります。トイレに行きたくて起きるから眠りが浅くなっているわけではないので、本人も睡眠障害なのか頻尿が原因なのか分かりにくいです。
また、睡眠時無呼吸症候群という睡眠障害になると、心臓に流れる血液の量が増え、増えてしまった血液をどうにかしようとして、尿に変換するので夜中トイレで目が覚めてしまうことが多くなります。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは過活動膀胱
過活動膀胱は高齢の女性の方に多く見られるのですが、排尿筋という筋肉が過剰に活動することで、ためられる量が少なくなり、頻尿になります。尿が少ししか溜まっていなくても尿意を感じます。
夜中トイレで目が覚めるだけでなく、不意におしっこがしたくなったり、トイレまで我慢できず漏らしてしまうなどの症状を引き起こすことがあるので悩んでいる方が多い症状です。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは心不全予備軍
心不全とは、心臓の機能が低下している状態です。そのため血液循環が正常に行われず血液が下半身に溜まってしまうので足がむくんだりします。
そして、寝るときは横になるので下半身に溜まっていた血液が一気に心臓に戻ってくるので、心臓は大量の血液を処理できなくなり、水分として尿に変え排出します。結果として夜中にトイレが近い頻尿になります。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群になると息をしないことが多いので胸腔内の気圧が下がります。気圧が下がると胸腔が収縮し、それを補おうとして心臓が膨らみます。
すると心臓に血液が大量に流れ込むので、心臓はそれを処理できず、尿として体外に出します。頻尿になる原理は心不全の場合と似ています。
夜中トイレで目が覚めてしまうのは尿崩症
尿崩症(にょうほうしょう)は、普通、尿は腎臓の細尿管というところで再吸収されて循環しているのですが、尿崩症では再吸収がなされないので尿量が増え、頻尿につながります。
尿量が増え、体の水分が不足してくるので、のどが渇きます。のどが渇くので水分を摂り尿量が増えるといったことが繰り返されます。
以上挙げてきた夜間頻尿の原因を見ると、たかが頻尿と侮れないことが分かると思います。
また、頻尿の原因は上に挙げたもの以外もあり、自分一人では判断しにくいです。そのため、頻尿が気になるなら、一度泌尿器科に行くことをお勧めします。
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