足の指が痛い！ぶつけたり怪我ではない場合の原因とは？

足の指が痛いというと、普通はぶつけたり、ひねったりして、怪我をしたことがきっかけで起こることが多いです。

しかし、いつまでも痛みが引かないケースや足に無理な力が加わっていないのに痛みが出る場合は、どのようなことが考えられるのでしょうか。

たかが足の指などと軽く考えてはいけません。
怪我ではなく、足の指に痛みが出る主な原因について紹介します。

痛風
足の指が痛い、特に親指に痛みが出る場合は、痛風の疑いがあります。痛風の場合、痛みはかなりひどく、腫れを伴います。痛風は血液中の尿酸値が増えると、発症します。

健康な人の場合は、この尿酸は腎臓から体外へ排出されるので、あまり数値が高くなりません。ところが、何らかの原因で数値が高まる人がいます。

原因は、ストレス、肥満、飲酒などです。もし足の親指に激しい痛みがある場合は、速やかに病院へ行きましょう。

糖尿病
糖尿病になると足の指が痛くなったり、しびれたりすることがあります。

糖尿病は血液中の血糖値が高くなる病気です。その結果、血管がダメージを受け、痛みやすくなります。特に末端の手足などに症状が出ることが多いです。

外反母趾
足の指が痛いのは、親指が小指側に曲がっていることが原因で痛みが出ているのかもしれません。このケースは、外反母趾の可能性があります。

つま先部分が窮屈な靴を履いていたり、足の指を地面につけない歩き方をしていたりすることによって発症します。

治療はいくつかあります。ゆったりした靴を履くことや足指の運動をすることや親指と人差し指の間に装具をはめることなどです。ひどい場合は、手術が必要となることもあります。

内反小趾
内反小趾という症状もあります。外反母趾の反対で、小指が親指側に曲がってしまう疾患を言います。これも窮屈な靴が原因となることがよくあります。治療法は外反母趾と同じです。

モートン病
足の中指や薬指の周りに痛みや痺れが起きているのでしたら、モートン病の可能性があります。

モートン病は男性よりも女性に多い症状ですが、正確な原因はわかっていません。
女性に多いのは、ハイヒールを履いているせいだとか中腰の姿勢を続けたせいだとか、いろいろな理由が挙げられています。

インソールなどで足への圧迫を緩和させるのが効果的ですが、ひどい場合には整形外科を受診しましょう。

種子骨炎・中足骨頭痛
足の指の痛みが付け根に起こるのでしたら、種子骨炎や中足骨頭痛の可能性があります。種子骨炎は、親指の付け根に症状が出ます。人差し指や中指の付け根に出る場合は、中足骨頭痛です。治療は、インソールを使ったり、足に合ったねじれの少ない靴を履くことなどです。

足の指が痛い原因には、主に内臓の疾患が関係している場合と足の指そのものに原因がある場合があります。

内臓の疾患が関係していると思われるときは内科に、足の指そのものが原因と思われるときは整形外科に行き、正確な診断を受け、正しい治療をしましょう。

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