鞄のカビ取りはナイロンと革では違う?素材別カビ取りの方法
鞄のカビ取りを自分でやってみましょう。
カバンを押し入れやクローゼットからだしてみたら、カビがついていたなんて経験はありませんか。これはナイロン製のかばんであっても革製の鞄であっても起こり得ることです。
鞄にカビができてしまったときは、素材別に適した対処を行うことが大切です。そこで、鞄のカビ取りをナイロン製と革製の素材別に紹介します。
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鞄のカビ取り ナイロンの場合
エタノールを使用
ナイロン製のトートバッグのように丸洗い可能なものは、比較的簡単にカビ取りができます。
まずは、洗濯する前にブラシでカビを落とします。使用するブラシは洋服専用の毛足の長いものが理想的です。手元に洋服用ブラシがない場合は、使い古しの歯ブラシで代用できます。ブラッシングするときに、エタノールを少量含ませてあげると、より一層効果的です。
ナイロンの他に、コットンやポリエステルなどでできた鞄も、同じ方法でカビ取りができます。
コットンの場合、バッグに付いている洗濯タグの表示を確認し、洗濯機で洗えるかそれとも手洗いなのかを確認します。手洗いする場合は、もみ洗いしたり叩いたりして、生地が伸びないように注意しながら洗います。
漂白剤を使用
上記の方法でまだカビが落ちないときは、漂白剤を使用するとよいでしょう。漂白剤には塩素系と酵素系の二種類がありますが、必ず酵素系の漂白剤を使用する点に注意が必要です。塩素系漂白剤を使用すると、バッグが色落ちしたり滲んだりしてしまう可能性があるためです。
塩素系漂白剤を水で溶かし、雑巾などの布を湿らせます。軽く絞った後、カビが気になる部分にポンポンと布を叩くように押し当てます。カビが取れたら、軽く水洗いして完成です。
かばんのカビ取り 革製の場合
変色に注意
革製のかばんでもナイロン等と同じくエタノールで落とします。このとき注意するのが革の変色です。まずは目立たない所にエタノールをつけて革の変色がないか確かめてから使用してください。
重曹を使用
革製の鞄のカビ取りには重曹を使用します。重曹は顆粒のままだと使いづらいので、水を少量加えてペースト状にしてから使用するのがコツです。
革の表面を傷つけないような柔らかい布にペースト状にした重曹をとり、優しくカビを拭き取ってあげましょう。キレイになったら、固く絞った雑巾で表面に残った重曹を取り除きます。その後は、日陰で十分に乾燥させましょう。
重曹を使うと白く残ることがあります。もし残ったら、お酢やクエン酸水に椿油を混ぜて水で薄めたものを乾いたきれいな布等に染み込ませ、革製鞄を拭いてください。乾燥後に革製品専用のクリームで手入れするのも有効です。
鞄のカビを予防するには
温度と湿度の管理
カビを予防するには、温度と湿度の管理が重要です。カビが発生しやすい25度から30度になる場所に保管をしないこと、湿度が上がらないようにエアコンの除湿機能で部屋の湿度管理を行うことが重要になります。
マメなケアが大事
カビの天敵とも言える紫外線にあてるのも効果的です。コットン製や革製のかばんは、定期的に天日干しをしたりしてカビを予防しましょう。このとき、直射日光にあてると生地が傷んでしまうので注意が必要です。
また、ナイロンやポリエステルのような化繊製品の場合、濡れたら放置しないで拭き取り、乾かすようにしましょう。また、防水スプレーを使用し、しっかりと撥水加工するのもカビ予防になります。
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