肩がつる原因は病気?考えられる病気とは?肩がつる主な5つの原因
肩がつるという経験はありますか?
無い方も多いでしょうが、いつつることになるかはわかりません。
肩がつるというのは、誰にでも起こりえることなのです。
しかし、病気が原因で、その影響によって肩がつっている可能性もあります。
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ほかにも肩がつってしまう原因は色々とあります。
そこで、肩がつる原因として考えられる病気とほかに肩がつる主な原因となるものをあわせて5つ紹介します。
肩がつる原因 其の1:病気
頚肩腕症候群
頚肩腕症候群(けいけいわんしょうこうぐん)は、首や肩、腕にかけてのコリや筋肉痛、痺れなど、はっきりとした診断がしにくい病気の総称です。
多いのはコリや筋肉痛ですが、肩がつるという症状が起こることもあります。
このような症状が起こる原因も様々です。
頸椎椎間板に異常が起きていて出ていたり、首や肩周辺の筋肉が疲労しているために出ている場合もあります。
ストレスが原因となって症状が出ることもあります。
また、内臓疾患によって起こる場合もあったりと原因は実に様々です。
病名自体がはっきりとした診断がつきにくい病気の総称なため、考えられる原因も様々なものが挙げられます。
実際原因となっているものは、首や肩に負担のかかる同じ姿勢を長時間にわたってしているために特定の筋肉が疲労してしまうのが多いです。
ほかには打撲による外傷も多いです。
変形性頚椎症
変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)とは、頸椎の老化によって初めは肩こりや首の痛みなどが症状として出てくる病気です。
このような症状が出てくる時、肩がつってしまう方もいます。
変形性頚椎症は、加齢によって脊柱を構成する骨である椎骨(すいこつ)と椎骨の間にある椎間板が薄くなったり、椎骨のふちに骨棘(こっきょく)というトゲのような突起が出てくることによって、周囲の組織である脊髄や神経根、血管を圧迫することが原因で起こります。
初めは肩こりや首の痛みなどですが、肩をつることもあり、症状が進行してくると肩や腕に痺れが起きたり、首が痛くなったりします。
さらに症状が悪化すると、洋服のボタンかけのような細かい作業ができなくなったりします。
首や肩だけではなく、足が痺れたり痙攣を起こしてしまうなどの影響も出て、歩行にも影響が出ますし、排尿にも障害が出ることもあります。
症状が初期の段階で治療すれば、症状の進行に歯止めをかけることができます。
肩がつる原因 其ノ2:血行不良
疲労物質がたまる
肩の周辺が血行不良になることで、肩がつってしまうことがあります。
首や肩の筋肉というのは、重い頭を支えているため常に緊張状態にあります。
そのような状態にあるのに動かさなかったり、長時間同じ姿勢でいたり、筋肉が疲れて疲労物質がたまると血行不良を起こします。
そうなると筋肉が硬く強張って肩をつってしまうのです。
また、硬く強張った筋肉は血管を圧迫してしまうので、血行不良となり疲労物質が取り除かれにくくなり、痛みが増してしまい、つりやすくなります。
姿勢も影響
血行不良は良い血液が筋肉に流れなくなり、筋肉が栄養や酸素不足に陥ってしまいます。
そうなると筋肉は収縮してしまい硬くなり、肩こりと呼ばれる症状を引き起こします。
この症状は、机と椅子の高さがアンバランスだったり、足を組んだり、前かがみでのデスクワークなど無理な姿勢や不良姿勢でも起こります。
肩がつる原因 其の3:水分不足
電解質不足
電解質が不足することによって肩がつる場合があります。
私たちの体は、水分が不足すると筋肉の働きを助ける電解質が不足してしまいます。
このような状態の体は肩に限らずつりやすいのです。
夏だけ肩がつる方は水分不足が原因となっている可能性が高いです。
夏は気温が高いので汗をかくことが多くなります。
そのためこまめな水分補給を行わないと血液中の水分もどんどん減ってしまいます。
そうなるとドロドロとした血液になりますので、筋肉の収縮を起こしやすくなり、肩がつってしまうのです。
予防するには、喉が渇いたと思って水分を摂るのでは遅いです。
喉が渇く前に水分を補給し、電解質不足を起こさないようにしましょう。
肩がつる原因 其の4:カルシウムとマグネシウム
カルシウム不足
筋肉が柔軟に動いてくれるためには、カルシウムとマグネシウムが不可欠です。
カルシウムが不足してしまうと肩がつる原因となります。
カルシウムの不足を補おうとするために骨に含まれるカルシウムが溶け出されてしまいます。
溶け出される量が多くなることによって組織の中のカルシウムが増え過ぎてしまい、筋肉が硬くなり、緊張した状態になっていきます。
そうなると筋肉が痙攣を起こしやすくなり、肩もつりやすくなります。
マグネシウムの摂取
カルシウム不足の状態を改善するには、マグネシウムを十分に摂取する必要があります。
マグネシウムには、カルシウムが組織に沈着してくるのを防ぐ働きがあるからです。
また、マグネシウムが不足すると乳酸が蓄積して体中の筋肉がだるくなるなど、疲労の状態が引き起こされます。
肩がつる原因 其の5:うつ病
筋肉が緊張状態
うつ病の方は、感情を抑え込むことで筋肉の緊張が起こり、この緊張状態の影響で肩がつることがあります。
うつ病の方というのは、実は必ず体のどこかの筋肉が硬く緊張し続けている状態なことがほとんどです。
しかも、この緊張状態というのは、うつ病を発症している数か月間から人によっては数十年といった長い間続いているのです。
うつ病の症状と言うと思い浮かぶのは心の症状ですが、うつ病を患う方約60%が体の痛みを訴えているのも筋肉が緊張状態となるためです。
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