座りっぱなしでお尻が痛い|ひどくなるとなる3つの症状
座りっぱなしでお尻が痛い原因には、体が歪んでいたり、血流が悪くなって痛みが出るのですが、原因で多いのは、やはり腰痛関連です。
腰に問題があるほど座りっぱなしだとお尻が痛くなります。
そして腰痛がひどくなると坐骨神経痛や変形性すべり症、脊柱管狭窄症を引き起こします。
そこで、坐骨神経痛、変形性すべり症、脊柱管狭窄症とはどういったもので、改善するにはどうすればよいのかについて紹介します。
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座りっぱなしでお尻が痛いのがひどくなるとどうなる?
座りっぱなしは危険
座り過ぎてお尻が痛くなったという経験は多くの方がしていることですが、安易に考えてはいけません。
お仕事などで座ったままパソコン業務などを長時間しなければいけない方も多いでしょう。
それを何もしないでお仕事などを続けることによって、坐骨神経痛などになってしまい、つらい思いをすることになるかもしれないのです。
そうならないように日頃から気をつけましょう。
対策
座りっぱなしでお尻が痛くなるのを防ぐには、1時間座りっぱなしということにならないようにしましょう。
仕事などに集中するとあっという間に1時間経ってしまうことはよくあります。
そこを意識して数回は必ず椅子から立ち上がり、ちょっと背伸びなどをして座り直すようにしましょう。
また、休憩時間やトイレなどに行った時には、アキレス腱を伸ばすストレッチを習慣化するようにしてください。
座る姿勢も大事です。
座り過ぎてお尻が痛くなるということは、座っている時の姿勢に問題があり、上半身の重みが腰に大きな負担をかけている可能性があります。
腹筋を鍛えて、お腹で姿勢を良くするようにして座ることで背中の負担が減ります。
背筋を伸ばして姿勢を良くしようとすると、今度は背中が凝ってしまったりするので、腹筋の力を使って姿勢を良くしていきましょう。
仕事など毎日長時間座ることが避けられないようでしたら、腰痛になるリスクは高いです。
あらかじめ腰痛対策用の予防クッションをお尻や背中に置いておくのもオススメです。
次に座りっぱなしでお尻が痛いのがひどくなるとなってしまう坐骨神経痛、変形性すべり症、脊柱管狭窄症とはどういったもので、もうすでにその徴候があるのでしたら、どのようなことをして改善していくのかについてそれぞれ紹介します。
お尻が痛い坐骨神経痛
坐骨神経痛とは
座りっぱなしでお尻が痛い、という状態がひどくなるとなる症状に坐骨神経痛というものがあります。
太もものほうやお尻の横、膝のほうへ伸びている神経で、末梢神経の中でも最も太くて長い神経である坐骨神経に痛みやしびれが出るものです。
初めは片方のお尻にだけに症状が出て、そのまま放置していると反対側のほうもそのうちに痛くなることが多いです。
痛みやしびれだけではなく、脱力感や皮膚の異常感覚(触覚・温度覚・痛覚)を覚える方もいます。
改善するには
まず長時間同じ姿勢をとらないことです。
座りっぱなしは止めましょう。
腰周辺の筋力アップを図りましょう。
腹筋と背筋を鍛える体操と、筋肉をほぐすためのストレッチを組み合わせておこないましょう。
仰向けに寝て左右どちらかの膝を両手で抱え、自分の胸に近づけるストレッチをすると太ももの裏側の筋肉をほぐることができます。
左右2~3回おこないましょう。
また、両手で膝を抱え、背中を丸めて、そのまま5秒ほど静止しまう。
これで背中及び腰のストレッチになります。
ほかになるべく重いものを持たないようにしたり、運動は控えるようにして安静にするようにしましょう。
症状が一向に改善されない場合、別の原因も考えられるので、整形外科で診てもらいましょう。
お尻が痛い変形性すべり症
変形性すべり症とは
変形性すべり症も座りっぱなしでお尻が痛い、という状態がひどくなるとみられる症状のひとつです。
腰椎には第1~第5腰椎まであるのですが、これが前方あるいは後方へずれてしまうことをすべり症と言います。
ずれが大きくなると、神経が刺激され様々な症状が現れます。
主な症状は、腰痛や下肢痛、下肢のしびれです。
変形性すべり症は主に老化によって起こるのですが、座りっぱなしでお尻が痛い、という状態が悪化した場合に起こることがあります。
変形性すべり症がひどくなると短い距離なら歩けるのですが、立ったり、歩いたりしているとお尻や太ももの部分が痛くなって、さらに悪化してしまうと歩けなくなります。
改善するには
安静にしたり内服薬の投与、コルセットなどで改善していきます。
これらに加えてマッサージをしたりストレッチをしたりしていきます。
低周波の電流を流す電気治療や鍼灸治療などもあります。
症状がひどい場合には、痛み止めやステロイドの注射をすることになります。
お尻が痛い脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは
長時間座りっぱなしでお尻が痛い、このようになり、その症状が悪化すると、脊髄の通っている脊柱管が狭くなり、神経が慢性的に圧迫される脊柱管狭窄症になる場合があります。
脊柱管狭窄症になると、お尻が痛いだけではなく、腰痛や太ももの裏側に痛みやしびれがみられるようになります。
症状がかなり悪化してしまうと歩いたり立ち続けたりしていると、下肢に痛みやしびれが出てくるので、数分程度しか歩けなくなります。
そしてしばらく休むと症状が無くなるということがあるのが特徴です。
改善するには
脊柱管の神経を圧迫しない姿勢をなるべくとります。
少し前かがみになる程度の姿勢で歩くようにすると神経を圧迫しません。
コルセットを付けるのも有効です。
神経が圧迫されることで起こるので、薬を使い血流の改善をしていったり、ブロック注射で症状を改善していきます。
>>左のお尻が痛い、右のお尻が痛い|どちらかに痛みがある3つの原因
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