左のお尻が痛い、右のお尻が痛い|どちらかに痛みがある3つの原因
左のお尻が痛い、もしくは右のお尻が座ると痛いということはありませんか?
ひどくなると腰や太もも、さらにふくらはぎや足の先まで痛みやしびれ、強く張っている感じがするなどの症状が生じる坐骨神経痛になってしまいます。
座ると左のお尻が痛い、もしくは右のおしりが痛いといった、どちらか片方だけに痛みがある3つの原因と解消法について紹介します。
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左右どちらかのお尻が痛い原因、歪み
座った時に左のお尻がもしくは右のお尻が痛いという場合、ほとんどが体が歪んでいて左右どちらかのお尻の上の筋肉が固くなっているからです。
背骨が歪んでいる可能性もあります。
カバンなどをいつも同じ片側の方にだけ持つような場合にも正しい姿勢が取れていないことが原因となって、左右どちらかのお尻が痛くなることがあります。
歪みの解消法
このような原因で出ている痛みに対しては、まずは筋肉を緩めるストレッチをおこないましょう。
左か右のお尻に痛みが出ているということは筋肉のバランスも違っているはずです。
仰向けに寝て両手を頭上に伸ばし、両足も揃えて伸ばします。
イメージとしては両手両足で壁を突っ張っている感じにしてください。
その状態のまま腰を左右に振ります。
どちらかに痛みが出ているので、筋力が強い方と反対側は意識して大きめに振ってください。
そして左右の違和感を感じなくなるまで腰を振ってください。
左右どちらかのお尻が痛い原因、椎間板ヘルニア
座ると左もしくは右のお尻が痛いのは、ほとんどが歪みによるものですが、椎間板ヘルニアという場合があります。
椎間板ヘルニアというと腰というイメージがありますが、腰が痛くなくてもお尻が痛いのでしたら、椎間板ヘルニアも考えられます。
椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板が圧迫され、髄核というものがはみ出て、神経に触れることで痛みが生じます。
神経は腰から足に向かって伸びているので、腰が痛くなることが多いのですが、左右どちらかのお尻に痛みやしびれが出ることもあります。
椎間板ヘルニアの解消法
まずは椎間板に負担をかけないように安静を心がけましょう。
脊椎を支える力を強くすると、脊椎や椎間板の圧迫を弱めることになるので、腰椎の椎間板が圧迫されなくなります。
腹筋を鍛えて、腹圧を上げるようにしましょう。
また、痛みが出ている方と反対側に重心を掛けるストレッチもおこないましょう。
そうすることで、痛みが出ている側の椎間板の圧迫が緩和され、お尻の痛みが弱まります。
コルセットを着けて負担を和らげるのも有効です。
左右どちらかのお尻が痛い原因、梨状筋症候群
右のお尻が痛かったり、左のおしりが痛かったりする原因として、梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)というものがあります。
梨状筋症候群とは、お尻にある梨状筋という筋肉の下を通る坐骨神経が圧迫を受けて痛みやしびれを起こす症状のことです。
おしりの筋肉というのは、硬直してしまうとまるで骨のような固さになります。
そうなると神経を圧迫してしまうのです。
お尻の筋肉は、他の部位に比べると大きな筋肉なため、硬直すると硬直した方の足が短くなるので、歩くと左右の脚の長さが違っている感じがしたりします。
バランスが悪くなることで増々左右どちらかのお尻が痛くなるのです。
梨状筋症候群の解消法
梨状筋症候群の解消には、お尻の筋肉を緩めたり伸ばすストレッチが一番有効です。
梨状筋はお尻の深部にある筋肉なので、マッサージで緩めることは難しいです。
まずは梨状筋に関連する下肢の筋肉から緩めていき、その後、梨状筋が少し緩んだ状態で、梨状筋に無理をかけないように緩めていきます。
この時、マッサージのようにグイグイ押したり、めのストレッチをしてしまうと、かえって梨状筋に過度な刺激が加わり、症状が悪化してしまいます。
上手なマッサージを受けないと悪化に繋がる可能性があります。
また、神経自体が損傷を受けている場合、梨状筋を緩めるだけではなかなか症状が改善しないこともあります。
ほかに薬も有効です。
非ステロイド性抗炎症薬が主に使われ、ほかに痛みを伝える神経の活動を抑える鎮痛薬などを服用します。
症状がひどい場合には、ブロック注射をおこなう方法もあります。
しかし、この方法は1回で痛みが取れてしまう方とそうでない方がいますが、多くても4もしくは5回までしかおこないません。
効果が得られるのは2人に1人だと言われています。
あとは手術で梨状筋を切断し、圧迫を取り除く方法となります。
実際には、梨状筋症候群が原因で、お尻が痛くなることは少なく、ほとんどの場合、他にも何かしらの原因がある場合が多いです。
>>お尻の骨が痛い場合に考えられる妊娠以外の7つの原因とその対処法
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