腸閉塞での入院期間と避けるべき食材は?再発を予防するには
腸閉塞になってしまったら入院することがありますが、その期間の目安はどれくらいなのでしょうか。
目安は形のある食事が出来るようになることです。
また、退院後の食事では極力避けた方がよい食材が多くあります。
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腸閉塞になった場合の入院期間と腸閉塞後の食事で避けるべきものについて紹介します。
また、腸閉塞は再発が多い病気なのですが、腸閉塞の再発を予防するにはどうすればよいのかについても紹介します。
腸閉塞の入院期間は?
腸閉塞になってしまったら入院することがあります。
入院することの方が多いでしょう。
急な腹痛で緊急手術が必要となることも多いのが腸閉塞。
この場合にはそのまま入院ということになります。
手術後、入院期間はどれくらいになるのかというと、
症状によりますが1週間~2週間ほどとなります。
腸閉塞は軽度であれば、保存的治療法が取られるので、入院しないこともありますが、症状がひどい場合には、鼻からチューブを挿入し、腸内の圧を抜くという作業が必要になりますし、開腹手術をしなければいけない場合も多いです。
仮に開腹手術をしたとしても入院期間は通常2週間程度です。
入院期間は高齢者の方だと長くなる傾向にあります。
腸閉塞での入院が少なくとも1週間かかるのは、腸閉塞と診断するにはX線検査にて判断することが多いのですが、必要に応じて超音波検査やCT検査、イレウス管や注腸検査、血管造影なども行われ、腸閉塞の原因を明らかにして、腸閉塞の確定診断がなされます。
確定診断までには様々な検査があるため入院期間が長くなるのです。
しかし、腸閉塞は緊急で手術することが多い病気です。
このような場合では、事前準備や十分な検査をしていませんからたいしてデータも無いままに手術が行われる為、様々な合併症のリスクを伴うこととなります。
なのでこのような場合では入院期間がもっと長くなることがあります。
腸閉塞の手術をして順調に回復をしてくると腸の運動が起きてきます。
そうなると排ガス・排便が起こり、X線写真で改善が確認されてはじめて食事が食べれるようになります。
はじめは流動食となりますが、2日目か3日目には形のある食事に移行します。
普通の食事がはじめられるまでには手術をしてから5日~1週間経過した頃となり、それから数日で退院となるのが一般的です。
腸閉塞後の食事で避けるべきもの
腸閉塞後の食事で避けるべきものが多くあります。
腸閉塞は高齢者の方は、食べ過ぎや便秘になってしまうだけでも発症することがある病気です。
食事には普段から気をつける必要があります。
腸閉塞の手術をした方は、再発の多い病気なので、一度手術したからもう大丈夫だと安心してはいけません。
再発を予防するには食事が特に重要です。
腸閉塞後の食事は消化の良いものを摂取することを意識していきましょう。
消化の悪いものを避けるようにしましょう。
腸閉塞後の食事で避けるべきものとして、食物繊維の多いゴボウやセロリ、さつまいも、サトイモ、ゼンマイ、筍、フキなどの野菜はなるべく使わないようにしましょう。
また、海藻類や貝類、こんにゃくなども消化が悪いので腸に負担がかかりますので、なるべく摂取しないようにしましょう。
お肉類では牛肉ロースやばら肉、豚肉の脂身、鶏皮、ベーコンなどの油脂はなるべく摂取しないようにしましょう。
ほかにナッツ類や豆類は、発酵が強くてガスを発生させますのでこちらも避けましょう。
腸閉塞の再発を予防するには
腸閉塞は手術後の腸の癒着により再発する可能性の高く、人によっては何度も起こしてしまうリスクがある病気です。
そんな腸閉塞の再発を出来る限り予防するには、まず適度な運動を行い、同じ姿勢を長時間しないようになどして
腸の活動が活発に行われるように努めましょう。
それに腸閉塞にとってストレスはよくありません。
腸閉塞は腸の病気ですから、ストレスを受けてしまうと腸の動きが鈍くなったり、活発になったりして腸の動きが不安定になってしまいます。
そうならないようにするためにもストレスフリーな生活を心がけましょう。
腸閉塞の再発予防で一番気をつけなくてはいけないのはやはり食事です。
暴飲暴食をして腸に負担をかけるなどはもってのほかです。
腸閉塞の再発を予防するには、食事のメニューにも気を使いましょう。
取り入れてほしい食材はとにかく消化の良いものです。
消化の良いおかゆや雑炊、うどんなどはおすすめです。
豆類であれば豆腐や豆腐あんかけ、肉豆腐、豆腐の煮物などがお薦めです。
肉類でしたら脂身のない部分を選び、ロールキャベツやシチュー、グラタンなどにすることがおすすめです。
魚類でしたら、蒸した白身魚やカレイの煮付けなどがおすすめです。
腸閉塞になると便秘の状態になります。
なので食事の汁物なども含めて、毎日1~2リットルの水分を摂取して便秘にならないように気をつけましょう。
便秘にならないようにすることが大事なので、毎日一定の時間に排便する習慣をつけることも重要です。
また、どうしても便秘が改善されない場合にはお薬の力を借りましょう。
緩下剤薬を使いましょう。緩下剤薬には効果が出るまで10時間程度かかるものやそれこそ10分足らずで効果が出るものなど様々なので、お医者さんに相談して服用するものを選びましょう。
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