これって、そうなんだ~!

役立つ豆知識をがんばって紹介しています

肺炎は人から感染するの?潜伏期間は?高齢者が注意すべき肺炎とは?

infuru

肺炎は人から感染するものなのでしょうか?

感染するなら潜伏期間とはどれくらいで、どのような経路で感染するのでしょうか?

また、高齢者の方は肺炎で亡くなる方が多いです。

65歳以上の高齢者の方では、肺炎で亡くなる方が日本人の場合一番多いのです。

それは何故なんでしょうか?

スポンサーリンク

そこで、肺炎の人に対する感染と潜伏期間についてと感染経路について紹介します。

また、高齢者の肺炎の特徴と感染・予防についても紹介します。

肺炎は感染するの?

感染
肺炎は人から感染します。
といっても全ての肺炎が感染するわけではありません。

肺炎には様々な肺炎があります。

風邪をこじらせてしまい肺炎になってしまうことは聞いたことがあると思います。

ほかにもインフルエンザによる肺炎や肺炎球菌による肺炎、SARS(サーズ)、マイコプラズマ肺炎、誤嚥性肺炎などがあります。

これらの肺炎全てが感染するわけではなく、しやすい肺炎があります。

比較的感染しやすい肺炎は、インフルエンザ肺炎、肺炎球菌による肺炎、SARS(サーズ)、マイコプラズマ肺炎です。

潜伏期間
肺炎の原因となる細菌等が体内に侵入し、症状を発症するまでの期間のことを潜伏期間といいます。

インフルエンザによる肺炎の潜伏期間は、一般的に1日~2日程度と言われています。

肺炎球菌による肺炎の潜伏期間は1~3日、SARS(サーズ)による肺炎の潜伏期間は2日~10日、マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は2~3週間と言われています。

肺炎の潜伏期間は、1日~2日程度のものから長ければ3週間程度と肺炎を発症するまでの潜伏期間にはかなりの差があります。

肺炎が感染する経路

人から感染
肺炎が人から感染するのは、ほとんどが飛沫感染によるものです。

肺炎に罹っている方の咳やくしゃみと共に吹き出される霧状になった唾に含まれた細菌を吸入してしまうことによって感染します。

これらの細菌が空気に浮遊しているのを吸い込むことによっても感染します。

肺炎が感染するのはいきなり肺へ入るとは限りません。

一度、喉に定着して、様々な上気道症状の後にウイルス性肺炎になったり、細菌性肺炎を併発したりする場合もあります。

鳥から感染
肺炎は人からだけでなく、インコや文鳥などペットとして飼われている鳥からも人に感染します。

この肺炎はクラミジア性肺炎と呼ばれるもので、クラミジア・シッタシという病原体が原因で感染します。

オウムからだけ感染する訳ではないのですが、別名「オウム病」と呼ばれています。

ペットとして家庭で飼われている鳥であれば、どんな鳥からでも感染する可能性があるので注意が必要です。

もちろん、ペットとして家庭で飼われている鳥全てがクラミジア肺炎の原因になる訳ではないので、あまり神経質になり過ぎないようにしましょう。

鳥から人へと感染した肺炎は、肺炎の典型的な症状だけではなく、全身症状が出ます。

合併症を伴うことが多いので、クラミジア肺炎に罹ったら、他の肺炎以上に注意が必要です。

クラミジア肺炎の潜伏期間は1~2週間と言われています。


高齢者の肺炎と感染

特徴
肺炎は65歳以上の高齢者の死因として一番多いのです。

進行が早く重症化する肺炎は、ほとんどが細菌の感染によるものです。

細菌性で最も多い病原菌は肺炎球菌です。

何故、高齢者の方は肺炎で亡くなる方が多いのかと言うと、肺炎の発見が遅れることが多いからです。

肺炎の典型的な症状である咳が出なかったり、痰、発熱がみられなかったり、みられたとしても軽微なことが多く、肺炎だということに気が付かないのです。

また、高齢者の方は何かしらの病気に罹っていることも多いので、肺炎になった場合に重症化しやすかったり、治療薬の副作用が生じやすかったりします。

誤嚥性肺炎
細菌が唾液や胃液と共に肺に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言い、これが原因となって起こる肺炎が誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎は、高齢者の肺炎の70%以上を占めています。

誤嚥性肺炎の治療と予防は?原因と症状、起こしやすい方の特徴


感染

肺炎の原因となる肺炎球菌という細菌は鼻や喉の奥の粘膜に付きやすい細菌です。

肺炎球菌は、健康で体力があれば免疫力が十分あるので、感染症を引き起こすことは普通ありません。

しかし、高齢者の方は一般成人に比べると免疫力が低下していますので、感染しやすいのです。

kabi

予防
まず、基礎的なことは風邪の予防と同じで、手洗いやうがいの励行、及びマスクの着用などです。

そして不足しがちなビタミンB12や葉酸などの栄養素をしっかりと摂るようにしましょう。

誤嚥性肺炎による死亡が多いので、誤嚥予防もしましょう。

口腔ケアを行い、口腔内に肺炎病原菌の定着を防ぐようにしましょう。

ワクチン接種で予防しましょう。

インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンがあり、インフルエンザワクチンは毎年接種しましょう。

2014年10月から肺炎球菌ワクチンが、高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種として行われるようになりました。

一度接種すると約5年間効果は持続するので、5年に1度接種しましょう。

接種対象者は65、70、75歳…と5年有効なため、5歳刻みとなっています。

定期接種の開始時期は、自治体によって異なりますので、問い合わせてみましょう。

普通、接種の通知が対象者には送られてきます。

>>熱が出ない肺炎であるクラミジア肺炎とは?特徴は集団感染?

>>間質性肺炎と一般的な肺炎の違いとは?初期症状と急性増悪とは?

>>間質性肺炎の原因と治療とは?治療による副作用とは?

スポンサーリンク



スポンサードリンク&関連コンテンツ

 - 健康