偕楽園「水戸の梅まつり」イベント情報と「夜・梅・祭」2015
水戸の偕楽園といえば、日本三名園のひとつですね。
偕楽園では、毎年2月20日から3月31日にかけて「水戸の梅まつり」が開催されています。
偕楽園というと「梅の木」というイメージですが、偕楽園の西半分は孟宗竹(モウソウチク)や杉で、こちらも素晴らしいんです。「水戸の梅まつり」で行かれる方は、ぜひこちらも堪能して下さい。
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1842年(天保13年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公(なりあきこう)が「衆と偕(とも)に楽しむ場」として開設した偕楽園。
偕楽園で毎年おこなわれる「水戸の梅まつり」のイベント情報と「夜・梅・祭」について紹介します。
偕楽園について
日本三名園のひとつ、偕楽園は茨城県が運営する県営都市公園で、公園全体は約58ヘクタールもあります。
そのうち偕楽園は約13ヘクタールあり、100種類3000本もの梅が植樹されています。
偕楽園の「偕」は「ともに」という意味があり、文武両道に励む藩士たちの休養の場と領民と一緒に楽しむ場として、開園当初から「三」と「八」のつく日は、領民に開放していたといいます。
偕楽園は、森羅万象、宇宙などすべての事物を「陰」と「陽」に分類する考え方である「陰陽思想」に基づいて造園されています。
偕楽園は「陰」の部分として孟宗竹(モウソウチク)や杉が偕楽園の西半分を構成しており、鬱蒼とした林の中を歩く道が続いています。
「陽」の部分として有名な「梅の木」で構成されています。
水戸の梅まつり
第119回「水戸の梅まつり」 平成27年2月20日(金)~3月31日(火)
偕楽園で毎年開催されている「水戸の梅まつり」。
観梅デーは明治33年2月の最終日曜日を第1観梅デーとしたことに始まります。
このイベントは毎年2月20日~3月31日の日程で開催されています。
先ほど紹介しましたように偕楽園は「陽」の部分が華やかな「梅の木」になり、「陰」の部分として孟宗竹(モウソウチク)や杉という構成になっていますので、両方を味わって初めて偕楽園の良さと全体像が分かります。
遠回りにはなってしまうのですが、旧来の表門である「黒門」から入ることをお勧めします。
「黒門」から入り、陰の部分である林の道に沿って東へ進みますと「好文亭」に到着します。
そうすると景色が一変して、千波湖が一望できる高台で陽の部分としての繚乱する梅の花に出会うことができますよ。
偕楽園には100種類3000本もの梅が植樹されていますが、「江南所無」「白難波」「月影」「虎の尾」「柳川枝垂」「烈公梅」は花の形、香りや色などが優れている品種とされていています。
この6つの品種は「水戸の6名木」とも呼ばれています。
期間中は数多くのイベントが開催されます。
2015年イベント一覧です。
・2月21(土)・22日(日)みとちゃん お誕生会 各地のご当地キャラが大集合
・3月1日(日)野点茶会(石州流)・水戸のひな流し(常陸和紙人形会)
・3月7日(土)高校生野点茶会(大成女子高等学校)
・3月8日(日)野点茶会(表千家)・第68回 大撮影会と写真コンテスト
・3月14日(土)第10回「夜・梅・祭」(水戸青年会議所)
・3月15日(日)野点茶会(裏千家)、少年少女民謡民舞(磯節道場)、梅林の賑わい~太鼓・舞~(水戸大工町三業組合演芸部)、第69回観梅俳句大会(ひたち野社)
・3月21日(土)高校生野点茶会 (水城高等学校)
・3月22日(日)野点茶会 (江戸千家)
・3月29日(日)YOSAKOI梅まつり(城東よさこい蓮さかど華吹雪)、水戸黄門まつり太鼓(南貳会)
夜・梅・祭
第10回「夜・梅・祭」 3月14日(土)18:00~21:00 入場無料
「夜・梅・祭」は偕楽園および隣接する常磐神社で一年に一度開催される一夜限りのお祭りです。
「夜・梅・祭」は2006年3月10日(水戸の日)に第1回が開催されました。
県営の公園が、夜間も市民に開放すること自体珍しいことです。
梅は夜から朝にかけて強い香りを出しますので、このイベントではさらに梅の芳香を堪能することができます。
それに約5000個のキャンドルの光を浴びた梅の花が幻想的な美しさをかもし出している姿は必見です。
西門広場に出現するフードエリアでは、地元ならではの美味しい食材に舌鼓を打つことができます。
また、日本一と称えられる地元の花火師が作る花火が打ち上げられます。
偕楽園へのアクセス
期間中の土日はJR常磐線に臨時駅である「偕楽園駅」が設置され、下り線のみが臨時停車します。
路線バス利用
①茨城交通:偕楽園行きに乗り「偕楽園」バス停下車
②関東鉄道:偕楽園行きに乗り「偕楽園」バス停下車
③JR常磐線土浦駅、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(TX線)から高速バス、関鉄観光バス「TMライナー」偕楽園行きに乗り、「偕楽園」バス停下車
④東京駅八重洲南口5番乗り場から高速バス「みと号」(関東鉄道、茨城交通、JRバス関東)に乗り、赤塚ルート、茨大ルートで、「大工町」バス停下車徒歩10分。
車利用
①常磐自動車道水戸I.Cより水戸・大洗方面へ向かい、国道50号線経由で約10km
②北関東自動車道方面から水戸南I.Cより水戸市街方面へ向かい国道50号線経由で約5km
偕楽園を囲むように多くの駐車場が用意されています。
梅林へと直接通じる「東門」が主要な出入り口として利用されています。
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