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子供の睡眠トラブル、夜驚症とは?中学生の睡眠時間の実態

kodomosuimin

子供の睡眠トラブルとして多くの子が経験するものがあります。

夜驚症と言われるものです。

また、中学生の睡眠時間が短くなってきています。

短くなってしまっているのには、現代社会ならではの問題が大きく関係しています。

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子供の睡眠トラブル、夜驚症とはどういったものなのかと中学生の睡眠時間の実態について紹介します。

また、中学生は睡眠を削るのではなく、増やした方が勉強の効率が良い理由についても紹介します。

子供の睡眠トラブル、夜驚症とは?

子供の睡眠トラブルとして、夜驚症(やきょうしょう)というものがあります。

別名、睡眠時驚愕症とも呼ばれている症状です。

約15%の子供が経験している症状です。

夜驚症とは、子供が夜中に
突然目を覚まして訳も分からず恐怖を感じ、怯えたように大声で泣き叫んだりし過ぎる
というものです。

赤ちゃんの夜泣きが激しいことはよくありますね。

赤ちゃんの夜泣きは、お腹が空いていたり、おむつが汚れていたり、体が不快な状態だったり、体調が悪かったりして泣いています。

夜驚症は明らかにこれらとは症状が違いますし、赤ちゃんよりも上の
3歳から6歳くらいの子供にみられる症状なのです。

恐怖が伴うような様子や行動が特徴なのですが、決して精神的にどうのこうとかではありません。

睡眠時遊行症(夢遊病)と同じように主に子供に発症し、
睡眠と覚醒を調節している睡眠中枢が未熟なために起こる症状なのです。
いわゆる睡眠障害のひとつとなります。

普通、成長と共に起こらなくなります。

大体6歳頃までには治ってきますので、もし8歳を過ぎてもまだ症状がみられるようでしたら、
強い精神的ストレスが原因の可能性
がありますので、お医者さんに相談した方が良いでしょう。

夜驚症は、薬物療法や運動、また遅い時間に昼寝をとる、あるいは少し長めに睡眠をとることで夜の睡眠を浅くするというような子供の睡眠をコントロールしてあげる事で治療することができます。

ただ、精神障害などの病気ではないので、それほど過剰に心配しなくても大丈夫です。


中学生の睡眠時間の実態

中学生の睡眠時間の実態として、NHKが全国の中学生を対象に行った調査では、寝足りなくて朝ぼうっとしているとか、日中眠ってしまう、夜、眠れないなど何かしらの睡眠トラブルを感じている中学生が男子で約55%、女子で約66%にものぼったそうです。

世界各国と比較しても、日本の中学生の睡眠時間の不足は際立っています。

その原因とされるのが、塾通いや深夜遅くまでのテレビ番組視聴、テレビやスマホでのゲーム、家族全体の生活そのものが夜型化しているため、子供も遅くまで起きているなどです。

このような原因によって、睡眠時間が短くなることで、体内時計が狂いはじめ、頭が重いとかイライラする、疲労感が取れない、よく眠れないなどの
何となく体調が悪いという自覚症状を訴える中学生が増えてきているのです。

中学生の睡眠時間が短くなっているのは、就寝時刻が遅くなっているからで、文部科学省スポーツ・青少年局の調査では、
0時以降に就寝している中学生は30%を越しています。

中学生になっても小学生とさほど変わらない睡眠時間が必要とされています。

しかし、3年生になれば、多くの子供たちが受験を迎えます。

ただでさえ宿題やテストで夜遅くまで起きてしまいがちですが、さらに睡眠が減ってしまう傾向にあります。

この時期は成長期なので、成長ホルモンの分泌がちゃんと行われないと発育に影響が出てきます。

それに夜は脳の働きが衰えますので、勉強をするにしても
早起きをして、朝食をしっかり食べて勉強したほうが効率が良く効果も上がります。

お子さんの生活リズムを改善してあげて効率よく勉強できる環境にしてあげることが大切です。

中学生は睡眠を削るのではなく増やそう

中学生は3年生になれば受験をする方がほとんどなので、睡眠を削って受験勉強をしている子供もたくさんいるでしょう。

1,2年生でも中間や期末テストがあるので、しょっちゅう睡眠を削って勉強をしているのが実情です。

睡眠を削るのが一番簡単に勉強時間を増やす方法だから、少しでも多く勉強するために睡眠を減らすわけですが、睡眠を減らすと実際成績はどうかというと
上がるどころか下がる子供の方が多いのです。

睡眠時間を削って勉強する時間が増えても翌日睡眠不足になれば、授業中に眠くなってしまい、集中力が落ちます。

やる気や理解力、暗記力も落ちるので授業への集中が出来なくなり、先生の話を聞いているだけになってしまい、昼間の授業の時間が無駄になってしまいます。

記憶というのは睡眠中に定着をしています。

睡眠時間を削ってたくさん詰め込んでも記憶の定着がしないので忘れやすいのです。

試験前日に徹夜で暗記したことは早く忘れやすいのもこのためです。

睡眠を削って勉強してもやる気や集中力が出ませんし、勉強のスピードも効率が下がっていて良くありません。

勉強のために睡眠時間を削るのではなく、むしろ増やしましょう。
睡眠時間をしっかりととることで、脳が情報の整理を出来る状態にしてあげることが重要なんです。

寝る前に集中して勉強し、しっかり睡眠をとって体と脳を休ませる。

この繰り返しが記憶として定着しやすいので、結果として効率の良い勉強方法となるのです。

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