手根管症候群とは?手術で内視鏡はおすすめできない理由
女性の方で指先がしびれたり、痛みを感じたりしているのなら、
もしかしたらそれは手根管症候群かも知れません。
手根管症候群は女性の方に多く、症状が悪化すると物をつかみにくく
なり、日常生活にかなり支障をきたす症状です。
手術をしなければ回復できない場合もあります。
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最近では手術をする場合、内視鏡を使っておこなう事が多くなって
いますがおすすめできません。
手根管症候群とはどういった症状なのか?
手術をする場合、内視鏡はおすすめできない理由について紹介します。
手根管症候群とは?
手根管症候群は、手先を使う事が多い仕事をしている方や掃除や洗濯
などにより手先を使うことが多い女性によくみられます。
とりわけ中年の女性の方や妊娠中の方、産後や更年期の女性に多く
みられる症状なのです。
症状としては、親指から薬指にかけてしびれたり、痛みを感じたり、
運動麻痺がみられる神経障害です。
手根管症候群の手根管とは、手首の手の平側にある管のことです。
この管の中には指を曲げる働きをさせている9本の腱と親指から薬指
までを支配する正中神経という神経が1本通っています。
正中神経に指先の酷使した結果発生する神経障害を手根管症候群
といいます。
手根管症候群の手術をする場合とは?
手根管症候群の症状が酷くなければ、手首をサポーターなどで固定し、
湿布を使用したりして安静にすれば回復します。
それでも効果がなければ、ステロイドを手根管に直接注射して治療
します。
これを数回おこなえばかなりの改善がみられます。
しかし、ステロイドを使っても効果がない場合、手術による治療が必要に
なります。
筋の萎縮が進行してきたり、筋力が落ちた場合にも手術による治療が
必要となります。
手根管症候群の手術で内視鏡はおすすめできない
手根管症候群の手術は、最近では内視鏡を使っておこなう事が多く
なってきています。
内視鏡手術だと傷が小さくて、短時間で出血もほとんどなくおこなうこと
ができます。
しかし、内視鏡による手根管症候群の手術だと単に手根管を開放する
という手術しか出来ません。
手根管症候群の手術をするとガングリオンなどの腫瘍があったり、
破格筋という特殊な筋の存在が原因で症状が起きていることが
あります。
このような場合に内視鏡による手根管症候群の手術だと対応が
できないため、もう一度手術をやり直す必要がでてきてしまいます。
このような場合であっても対応できる手術を最初からするほうが
よいでしょう。
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