お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高いのは何故?
お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高いって人がいます。
私もお酒は飲みませんが、ガンマgtp(γgtp)の数値が少し高いので心配です。
肝機能の異常を示すガンマgtp(γgtp)は、アルコールの摂取量に比例して数値が高くなることが知られています。なのでお酒を控えるようにという情報ばかり。
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お酒を飲まない人が高いのはどんな理由があるのでしょうか?
お酒を飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高くなる原因について調べてみました。
ガンマgtp(γgtp)とは?
お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高くなるのは何故なんでしょうか?
そもそもガンマgtp(γgtp)って何?って方もいますよね。
ガンマgtp(γgtp)とはたんぱく質分解酵素のひとつで、肝臓で生成され胆汁の中に排出されます。
この分解酵素は胆汁の流れが悪くなると、血液中に流出しはじめます。この血液中に流れ出ている量を健康診断などでは検査しているのです。
ガンマgtp(γgtp)の数値が高いと、肝臓や膵臓などの臓器内の細胞までも分解し、破壊していきます。
しかし、この破壊は非常におだやかである為、自覚症状がほとんどありません。
ガンマgtp(γgtp)の正常値は、男性が50以下、女性が32以下とされています。
が、正常値から100くらいまでならそれほど心配はいりません。
100を超えているようであれば、検査をしたほうが良いでしょう。
お酒を飲まないのにガンマgtp(γgtp)が高い理由
ガンマgtp(γgtp)は、アルコールの摂取量に比例して数値が上がります。
しかし、お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高いという方がいます。
ちなみに普段、ほとんどお酒を飲んでいなくても検査前日に飲酒をするとガンマgtp(γgtp)は高くなります。
検査前日も含め、ほとんどお酒を飲まないのに数値が高いのは、薬が原因の可能性があります。これを薬剤性肝障害といいます。
薬物性肝障害は抗生物質、解熱・鎮痛薬、中枢神経作用薬、抗がん剤などで多く見られますが、すべての薬剤が原因となりえます。
しかも薬ではない漢方薬や健康食品などが原因となることもあるのです。普段飲んでいるサプリメント等が原因かも知れません。
ガンマgtp(γgtp)は、肝細胞が壊れている状態だと高くなります。お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高いのは肝臓が弱っているからかも知れません。
肝硬変や肝臓がんなどの病気によって数値が高いということもあります。
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急激に増加中 非アルコール性脂肪肝(NASH)
非アルコール性脂肪性脂肪肝「NASH」はお酒を飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高くなります。
アルコール性肝障害とよく似た肝臓組織の変化を伴う脂肪肝です。
肥満や糖尿病との関連が深く、アメリカでは、成人の3%が非アルコール性脂肪肝(NASH)だといわれていて、近年、日本でも急激な増加がみられます。
非アルコール性脂肪肝(NASH)は肝硬変に移行する確率が高い病気です。
肝臓の末期的状態といえる肝硬変や肝がんへと進む最初の段階なので、予防しましょう。
肥満や糖尿病との関係が深いので、食生活の見直しと適度な運動をして予防しましょう。
まとめ
お酒は飲まないのにガンマgtp(γgtp)の数値が高い人がいます。
薬が原因の可能性がある。すべての薬が原因となりえる。
薬ではない漢方薬や健康食品などが原因となることもある。普段飲んでいるサプリメント等が原因かも。
近年、日本でも急激な増加がみられる脂肪肝である非アルコール性脂肪性脂肪肝「NASH」の可能性。肥満や糖尿病の人がなりやすい。
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