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将来の不安が静かにまとわりつく夜に、私がそっとやっていること

将来の不安が静かにまとわりつく夜に、私がそっとやっていること 不安の整え方

※この記事は「揺れを整えるシリーズ」の1本です。

嫉妬や劣等感や焦りや不安。

感情は、なくなりません。

だから私は、「消す」よりも、
「振り回されすぎない」ことを考えるようになりました。

ここでは、特別な方法ではなく、
日常で私がやっている小さな工夫を書いています。


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夜になると濃くなる、不安の輪郭

値引きシールを手にした夕方、胸がざわついた

値引きシールを手にした夕方、胸がざわついた

夕方、スーパーで値引きシールの貼られた
お肉をかごに入れているとき。

レジに並びながら、
スマホの通知をなんとなく眺める時間。

そんな、特別でもなんでもない瞬間に、
不安はふっと顔を出します。

「この派遣、次の更新あるかな」
「もし切られたら、また失業保険からやり直し?」
「35年ローン、あと何年だっけ」

昼間は動いているから、考えても薄まります。
でも夜、子どもたちが寝静まり、洗い物の水音も止んだあと。
冬の乾いた空気みたいに、不安は静かに広がっていきます。

布団に入ると、まだ来ていない未来が始まる

布団に入って天井を見上げたときが、一番危ない。
考えなくてもいい未来まで、勝手に再生されます。

娘の高校受験。
息子の習い事の月謝。
夫の会社の景気。
自分の年齢。

まだ起きてもいないことなのに、
頭の中ではもう失敗していて、
もう足りなくて、もう間に合っていない。

不安は、曇り空のようにじわじわ広がる日もあれば、
突然、雷みたいに胸を打つ日もあります。

何も起きていないのに、心だけが疲れている朝

何も起きていないのに、心だけが疲れている朝

眠れないまま朝を迎えると、
体は重いのに、心だけが先に疲れています。

子どもに「ママ、聞いてる?」
と声をかけられて、はっとする。

何も起きていないのに、勝手に消耗している。
それが、いちばんもったいないとわかっていても、
止められない。

私は長いあいだ、
「この不安をなくしたい」と思ってきました。

でも今は、少し考え方を変えています。
なくすことは、たぶん難しい。
だからせめて、
揺れ幅を小さくすることだけを考えるようにしています。


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私が続けている、小さな整え方

追い払おうとすると、かえって居座るから

追い払おうとすると、かえって居座るから

不安を「考えないようにしよう」とすると、
逆に強くなります。
押さえつけた分だけ、跳ね返ってくる感じ。

だから私は、止めようとはしません。
「また来たね」と、心の中でつぶやくだけ。

不安は、悪者というより、
心配性の同居人みたいなもの。
追い出そうとすると騒ぐけれど、
存在を認めると、少しだけ静かになります。

シンクを磨く5分と、ノートの1行

シンクを磨く5分

① 5分だけ台所を拭く

夜、不安が膨らみそうになったら、
キッチンのシンクを5分だけ磨きます。
全部きれいにしようとはしません。
蛇口まわりだけ、コンロだけ、
と範囲を決める。

冷たいステンレスに触れていると、
頭の中の未来から、今この瞬間に少し戻ってこられます。

② ノートに「事実」だけを書く

「お金が足りなくなるかも」ではなく、
「今月の残高は〇円」とだけ書く。
想像ではなく、今日の数字だけ。

書いてみると、怖さは消えないけれど、
輪郭がはっきりします。
ぼんやりした霧が、少し薄くなる感じ。

③ SNSを夜は見ない

夜の不安と、誰かのきらきらは相性が悪い。
だから21時を過ぎたら、
アプリは開かないと決めています。

完全にやめるわけではありません。
ただ、時間を区切るだけ。
それだけで、比較の材料が減ります。

④ 湯船に3分だけ浸かる

忙しい日はシャワーで済ませがちですが、
不安が強い日は、3分だけでも湯船に入ります。
湯気の中にいると、考えごとが少し遠くなる。

どれも特別なことではありません。
お金もかからないし、人生も変わらない。
でも、波が少しだけ低くなります。

整えても、更新日はやってくる

整えても、更新日はやってくる

もちろん、派遣の更新は自分では決められません。
子どもは大きくなるし、教育費は増える。
ローンも、あと何十年と続く。

整えたからといって、
不安がゼロになるわけではない。
翌日にはまた、別の形で現れます。

それでも、
「昨日より少しだけ暴れなかった」と思える日がある。
それで十分かな、と最近は思います。


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不安との、ちょうどいい距離

不安との、ちょうどいい距離

膝の上から、隣の椅子へ

前は、不安に飲み込まれていました。
今は、横に座っている感じです。

完全に離れることはできないけれど、
膝の上に乗られることは減った。
それだけで、呼吸が少し深くなります。

不安は、なくすものではなく、
置き場所を変えるものなのかもしれません。

ゼロを目指さないと決めた夜

ゼロを目指さないと決めた夜

40代で、派遣で、
子どもがいて、ローンがあって。
不安がまったくないほうが、
たぶん不自然です。

だから私は、「なくそう」とは思いません。
ただ、夜を丸ごと持っていかれないようにする。
朝まで引きずらないようにする。

それくらいの目標が、今の私にはちょうどいい。

今夜もまた、そっと台所に立つ

今夜もまた、そっと台所に立つ

もし、あなたも夜になると不安が濃くなるタイプなら。
何かを大きく変えなくてもいいのかもしれません。

5分だけ拭く。
1行だけ書く。
10分だけ見ない。

それくらいの小ささで、十分な日もあります。

不安は消えないけれど、揺れ幅は少しだけ小さくできる。
私もまだ途中です。

今夜もきっと、また考えてしまうと思います。
それでも、そのたびに、
そっと台所に立つつもりです。

それが、今の私の「整え方」です。