ある日の、何気ない出来事
子どもたちが寝たあと、
キッチンの電気だけをつけて、
スマホを見ていました。
目的は特になく、
ただ何となく開いた画面。
老後資金。
教育費。
40代からの働き方。
気づけば、
そんな言葉ばかりが目に入ってきました。
その瞬間、こんな感情が湧いてきた
「このままで、大丈夫なのかな」
はっきりした理由はないのに、
胸のあたりが、
じわっと重くなっていく感じ。
・もっと貯金しておいた方がよかったんじゃないか
・この働き方を、いつまで続けられるんだろう
・私の老後って、どんな感じなんだろう
答えが出ないのに、
考えるのを止められない。
そんな焦りでした。
そして、私は自分を責め始めた
次に浮かんできたのは、
やっぱり自分へのダメ出しでした。
「ちゃんと考えてこなかったからだ」
「楽な方を選んできたツケだ」
「今さら焦っても遅いのに」
何か失敗したわけじゃないのに、
まるで取り返しのつかないことを
してしまったような気分になる。
焦りは、
いつも自己否定とセットでやってきます。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみた
その夜、
ふと手を止めて思いました。
私は、
「今」困っているわけじゃない。
・今日の生活は回っている
・子どもは元気に学校へ行っている
・明日の予定も、ちゃんとある
それなのに、
心だけが未来に飛んで、
勝手に追い詰められている。
これって、本当に必要な焦りなんだろうか。
焦りは、性格じゃなく「反応」だった
考えてみると、
焦りが強くなるのは決まっていました。
・先が見えないとき
・正解が一つに見えないとき
・比較できる情報が多すぎるとき
つまり焦りは、
「このまま進んでいいのか分からないよ」
という、心の警告音
だったんです。
ダメだから鳴るんじゃない。
分からない状態が続いているから、
鳴っているだけ。
そう思えたとき、
焦りの正体が少し小さくなりました。
私がやめたこと/やっていること
それから私は、
夜に“未来の答え”を探すのをやめました。
夜は、
不安が大きく見える時間です。
代わりにやったのは、これだけです。
・夜は「考えない時間」と割り切る
・焦りが出たら「今じゃない」と言う
・未来のことは、明るい時間に考える
そして、
今日できていることを一つだけ数える。
・今日も働いた
・今日も子どもを送り出した
・今日も一日終えた
それだけで、
心が現実に戻ってきます。
感情があっても、人生は進める
焦りは、
完全にはなくなりません。
たまに、
また夜に顔を出します。
でも今は、
そのまま飲み込まれることは減りました。
「また先に飛んでるな」
「今は考えなくていいや」
そうやって、
今の生活に戻れる。
それだけで、
眠れる夜が増えました。
同じように悩んでいるあなたへ
もしあなたが今、
理由ははっきりしないけど、
将来が不安で、
落ち着かない夜を過ごしているなら。
それは、
あなたが怠けてきたからでも、
考えが甘いからでもありません。
先が見えない中で、
ちゃんと生きてきた人ほど、
焦りは出てきます。
焦りは、
「もっと頑張れ」という声じゃありません。
「立ち止まって、今を確認して」
というサインです。
また不安になったら、
この考え方に戻ってきてください。
今日を生きているあなたは、
それだけで、ちゃんと前に進んでいます。

