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友達の貯金の話を聞いた夜、胸の奥が静かにざわついた

友達の貯金の話を聞いた夜 劣等感

※この記事は「劣等感シリーズ」の1本です。

できれば感じたくないのに、
何度も戻ってきてしまう感情があります。

ここでは、その感情を否定せず、
きれいにもしないまま、
40代女性として暮らす
私の本音を書いています。

解決はしません。
前向きにもなりません。
ただ、「これは私の気持ちだ」
と思える時間になればと思っています

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何気ない会話のあと、心の中だけが少し騒がしくなる

何気ない会話のあと、心の中だけが少し騒がしくなる

人と話しているときは、
普通に笑っているのに。

家に帰ってから、
急に気持ちが重くなることがあります。

その場では気にしていなかったはずなのに、
あとから胸の奥に
小さな波が残るような感じです。

その日も、そんな夜でした。

久しぶりに会った友達とのランチ

その日は、朝からよく晴れていました。

少し冷たい風が吹いていて、
秋が近づいているような空気でした。

中学のときの友達と、
久しぶりに会う約束をしていました。

待ち合わせは駅。
駅前は相変わらず人が多くて、
休日のざわざわした空気が流れていました。

ランチのお店で、近況の話をしていました。
子どものこと、仕事のこと、親のこと。

特別な話ではありません。
昔の友達と話す、普通の時間でした。

でも、会話の流れでお金の話になりました。

貯金の話になった瞬間、胸の奥が固くなる

貯金の話になった瞬間、胸の奥が固くなる

友達は、さらっと言いました。

「うちはもう老後の貯金は
だいたい目処ついてるかな」

言い方は本当に自然でした。

自慢しているわけでもなく、
ただの会話の流れでした。

私は「そうなんだ、すごいね」
と笑いました。

でも、その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥が少しだけ固くなる感じがしました。

まるで冷たい水を
静かに流し込まれたみたいに、
体の奥がひんやりする感じです。

私は今、派遣の仕事をしています。
契約が終わるたびに、
次の仕事を探す生活です。

貯金のことは、できるだけ
考えないようにしている部分もあります。

それなのに、
その話題が急に目の前に出てきました。

帰りの電車で始まる「もしも」の考え

帰りの電車に乗っていると、
さっきの会話が何度も
頭の中で繰り返されました。

もし正社員を続けていたら。
もっと早く貯金していたら。

違う選択をしていたら、
今の生活は変わっていたんだろうか。

そんな「もしも」が、
電車の窓に映る夜景みたいに、
次から次へと流れていきます。

そして最後には、
だいたい同じところにたどり着きます。

「私の選び方がよくなかったのかもしれない」

そんなふうに、自分を責める考えです。


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この劣等感は、本当に私の性格の問題なのか

こういう気持ちになると、
「人と比べるなんてよくない」
と思うことがあります。

でも、少し時間が経つと、
別の考えも浮かんできます。

もしかすると、
この感情は性格だけで生まれている
わけではないのかもしれません。

「私が小さい人間なのかもしれない」と思った夜

家に帰ると、いつもの夜でした。

娘はリビングで宿題をしていて、
息子はゲームをしています。

夫はキッチンでお茶を入れていました。

変わらない日常なのに、
私の中だけが
少し静かではありませんでした。

友達のことを羨ましいと思った自分。

そんな気持ちを持つなんて、
自分は小さい人間なのかもしれない。

そんなふうに思いました。

生活の立場が違えば、感じ方も変わるのかもしれない

でも、少し考えてみました。

もし私が、安定した仕事を続けていたら。
もし貯金に余裕があったら。

同じ話を聞いても、
ここまでざわつかなかったかもしれません。

生活の状況が違えば、
同じ言葉でも
受け取り方は変わる気がします。

そう考えると、この劣等感は、
性格だけの問題ではないのかもしれません。

派遣という働き方。
子どもにこれからお金がかかる時期。
マンションの35年ローン。

いろいろな現実の中で、
心が反応しているだけなのかもしれません。


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それでも、私が少しだけ距離を取るためにやっていること

それでも、私が少しだけ距離を取るためにやっていること

劣等感は、
完全には消えない気がします。

人と比べる場面は、
生活の中にいくらでもあります。

それでも、
少しだけ気持ちの距離を取るために、
私は小さなことをいくつかやっています。

考えが止まらない夜は外を少し歩く

考えが止まらない夜は外を少し歩く

頭の中が同じことをぐるぐる回り始めたら、
外に出ることがあります。

近所のスーパーまで歩くだけです。

特に買うものがなくても、
牛乳を一本買ったりします。

夜の空気を吸うと、
頭の中の音が
少し小さくなることがあります。

未来のことを長く考えすぎない

未来のことを長く考えすぎない

もう一つは、
未来のことを考える時間を区切ることです。

老後のこと、貯金のこと。

考え始めると、
どこまでも広がってしまいます。

だから、「今日はここまで」
と止めるようにしています。

問題が解決するわけではありませんが、
考えに飲み込まれる時間は
少し短くなる気がします。

劣等感は消えないけれど、少し距離は取れるかもしれない

劣等感は消えないけれど、少し距離は取れるかもしれない

正直に言うと、
人と比べてしまう気持ちは今もあります。

友達の話を聞いて、
胸がざわつくこともあります。

でも前より少し違うのは、
その感情の中にずっと
居続けなくなったことです。

波みたいに来て、
しばらくすると少し引いていく。

そんな日もあります。

もし似た気持ちになることがあるなら

もし、誰かの生活を聞いたあとに、
胸の奥が少し重くなることがあるなら。

それはあなただけではないのかもしれません。

人の生活を知れば知るほど、
どうしても比べてしまうことがあります。

だから、その気持ちを完全になくそうと
しなくてもいいのかもしれません。

ただ少し、距離を取る。

私は今、その途中にいる気がしています。

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