※この記事は「整えシリーズ」の1本です。
できれば感じたくないのに、
何度も戻ってきてしまう感情があります。
ここでは、その感情を否定せず、
きれいにもしないまま、
40代前後の女性として暮らす
私の本音を書いています。
解決はしません。
前向きにもなりません。
ただ、「これは私の気持ちだ」
と思える時間になればと思っています。
「そもそも私は、こんな場面で焦りを感じていました。」
→ 同じ40代なのに、なんであの人は余裕があるように見えるんだろう
何も起きていないのに、心だけが急かされる日
特別な出来事があったわけでもないのに、
急に焦りが強くなる日があります。
何かを失ったわけでも、
誰かに急かされたわけでもないのに、
心だけが前のめりになってしまう。
そんな日が、私にはときどきあります。
静かな日常の中で、
突然スイッチが入るように
焦りが広がることがあります。
まずは、そんな日のことから書いてみます。
駅のホームでふと感じた違和感

その日は、
次の派遣の仕事の面談に向かう途中でした。
朝の空気は少し冷たくて、
空は薄い雲に覆われていました。
季節の変わり目の、
どこか落ち着かない天気です。
駅のホームで電車を待ちながら、
私はスマホをぼんやり見ていました。
周りには通勤の人たちが並んでいて、
みんな同じ方向を見ています。
そのとき、ふと頭に浮かびました。
「私、このままで大丈夫なんだろうか」
きっかけは、たぶん本当に小さなことです。
隣に立っていた若い女性が、
会社のIDカードを
首から下げていたのを
見たからかもしれません。
それだけなのに、
胸の奥が少しざわつきました。
止まらなくなる「遅れている」という感覚

そこから、考えがどんどん広がりました。
同級生はもう管理職に
なっている人もいるのに。
私はまだ派遣を繰り返している。
子どもはこれからお金がかかるのに。
貯金も思ったほど増えていない。
頭の中で、
いろんなことが一度に並び始めます。
焦りは、坂道を転がるボールみたいです。
小さなきっかけなのに、
どんどん勢いがついてしまう。
電車が来るまでの数分の間に、
心だけが遠くまで走っていました。
家に帰る頃には、ぐったりしている

その日は面談を終えて帰宅しました。
特別悪い結果ではなかったのに、
なぜか気持ちは重いままでした。
夕飯を作りながら、
ぼんやり考えていました。
「もっと早く動けばよかったんじゃないか」
「もっと別の働き方があったんじゃないか」
そうやって過去まで振り返り始めると、
余計に疲れてしまいます。
何か失敗したわけでもないのに、
心だけがずっと走り続けた感じ。
夜には、どっと消耗していました。
焦りを小さくするために、私がしていること

焦りを完全になくすことは、
私にはできませんでした。
「気にしないようにしよう」と思うほど、
逆に頭の中に残ることが多かったからです。
だから今は、焦りを消すというより
「揺れ幅を少し小さくする」
ことを考えるようになりました。
ここからは、
私が日常でやっている
小さな工夫を書いてみます。
焦りを無理に止めない理由

前は、焦りを感じるたびに
「こんなこと考えても意味がない」
と自分に言い聞かせていました。
でも、そうすると頭の中で
同じことが何度も繰り返されるんです。
止めようとするほど、
余計に大きくなる感じでした。
今は少しだけ考え方を変えています。
焦りが出てきたときは、
「今日は焦りの日なんだな」
と思うくらいにしています。
それ以上、
深く意味づけはしないようにしています。
私がやっている5つの小さな整え方

特別な方法ではありません。
日常の中でできる、
小さなことばかりです。
ひとつ目は、5分だけ歩くことです。
近くの業務スーパーまで行って、
牛乳やパンを買うこともあります。
外の空気に触れると、
頭の中の渦が少しゆるみます。
ふたつ目は、
家の中の一ヶ所だけ掃除すること。
シンクを拭くだけでも、
少し現実に戻る感じがします。
三つ目は、
スマホを見る時間を区切ることです。
ニュースやSNSを見続けると、
焦りの材料が増えてしまうからです。
四つ目は、短いメモを書くこと。
「今日は焦りが強かった」
それだけ書く日もあります。
文字にすると、
頭の外に出る感じがします。
五つ目は、湯船にゆっくり浸かることです。
お湯の中でぼんやりしていると、
考えが少しずつほどけていきます。
やっていても、焦りは消えない

ただ、正直に言うと、
これをやっても焦りはなくなりません。
数日後には、また同じように
「遅れているかもしれない」
という感覚が出てきます。
それでも、前よりは少しだけ
振り回されにくくなった気がします。
大きな波だったものが、
小さな波になるような感じです。
焦りと少し距離を取れるようになった日

感情そのものは変わらなくても、
付き合い方は少しずつ
変わることがあります。
私の場合、
その変化は本当にゆっくりでした。
焦りが来ても、少しだけ横に立てる

前は、焦りが来ると
その中に飲み込まれていました。
今は、少しだけ違います。
「また来たな」
そんなふうに、
少し離れた場所から見られる日があります。
焦りは、急に強い風が吹く
みたいなものかもしれません。
止めることはできないけれど、
通り過ぎるまで待つことはできます。
焦りはなくならない前提でいる

40代になって思うのは、
感情は簡単には消えないということです。
将来のことを考えれば、
焦りはどうしても出てきます。
子どものこと、仕事のこと、家のローン。
だから最近は、焦りをなくすことよりも
「大きくしすぎないこと」を考えています。
もし同じように焦りに疲れているなら

もしあなたも、
何も起きていないのに
焦りが出てくる日があるなら。
それは、あなたの性格の問題
だけではないのかもしれません。
生活の不安や、将来のこと。
いろいろなものが重なると、
心はどうしても急いでしまいます。
だから、全部消そうと
しなくてもいいのかもしれません。
少し整える。 少し距離を取る。
私もまだ、その途中です。
こちらに同じテーマの記事をまとめています⇒焦りの整え方
