PR

「私なんて」と思ってしまう夜に、ひとりで台所に立ちながら

「私なんて」と思ってしまう夜に、ひとりで台所に立ちながら 劣等感

どうして、劣等感はこんなふうに突然やってくるんだろう。

夜、子どもたちが寝たあとのキッチンで、
シンクに残ったマグカップを洗っていました。

蛇口の水の音を聞きながら、
スマホを片手でスクロールしていました。

特別な出来事があったわけでもないのに、
ふと、
取り残された感覚が胸に広がりました。

「私、何も成し遂げてない」

頭の中で、そんな声が聞こえた気がします。

今日は、答えを出す話ではありません。
この感情を、いったんここに置いてみるだけです。

スポンサーリンク

劣等感がじわっと浮かんだ、なんでもない夜

劣等感がじわっと浮かんだ、なんでもない夜

何気なくスマホを開いて

子どもたちを寝かしつけて、
台所の電気だけをつけた夜でした。

食洗機の音が静かに響いていて、
シンクにはマグカップがひとつ残っていました。

何気なくスマホを開いて、
ママ友の投稿を見ていました。

「時短勤務だけど正社員に戻れた」
「夫の転勤で引っ越したけど、すぐ仕事が見つかった」
といった話が流れてきます。

私は相変わらず派遣で、
契約更新のたびに少しだけ緊張して、
ボーナスもなくて、
将来のことは考えないようにしている日々です。

台所に立ったまま、
画面をスクロールする指が止まりました。

私だけ取り残されている

私だけ取り残されている

胸の奥に、じわっと重たいものが広がりました。

羨ましい、というより、
「私だけ取り残されている」
という感じに近かった気がします。

同じ子育て世代で、
同じように忙しいはずなのに、
みんな前に進んでいるように見えてしまう。

私は何をしてきたんだろう、
と考えてしまいました。

劣等感という言葉が、
ぴったり当てはまる夜でした。

「私なんて」という言葉が

そこから、
いつもの思考が始まりました。

「もっと若い頃に頑張っていれば」
「資格を取っていれば」
「子どもを理由に逃げてきただけなんじゃない?」

誰に言われたわけでもないのに、
自分で自分を追い込んでいました。

過去の選択を全部、
間違いだったみたいに思えてきます。

「私なんて」という言葉が、
口に出さなくても頭の中で何度も繰り返されていました。

スポンサーリンク

「性格の問題なのかな」と立ち止まった瞬間

「性格の問題なのかな」と立ち止まった瞬間

その夜、マグカップを洗いながら、
ふと手が止まりました。

「私、なんでこんなに自分を下に見てしまうんだろう」
と思ったんです。

性格がネガティブだから?
自信がないから?
それとも、
今の立場がそう感じさせているだけなのか。

スポンジを持ったまま、
しばらく蛇口の水を見ていました。

心がざわつくのは自然なのかも

たぶん、この劣等感は、
私の性格の問題というより、
「不安な場所に立っているよ」
という警告音みたいなものなのかもしれません。

派遣で、収入が安定しているとは言えなくて、
子どもの教育費や老後のことを考えると、
頭のどこかでずっと不安が鳴っています。

そんな状態で、
他人の「安定」や「前進」を見れば、
心がざわつくのは自然なのかもしれない。

劣等感は、私がダメだから出てくる感情ではなくて、
今の環境に対するサインなのだと思うと、
少しだけ肩の力が抜けました。

スポンサーリンク

劣等感と一緒に過ごす、今日できる小さなこと

劣等感と一緒に過ごす、今日できる小さなこと

小さな対処

その夜、私は大きな決意をしたわけではありません。
ただ、三つだけ小さなことをしました。

ひとつ目は、
スマホを伏せて、リビングの電気を消すこと。

比べる材料を増やさない、
というだけの行動です。

ふたつ目は、
「今、劣等感が出てるな」
と心の中でつぶやくこと。

反省もしないし、励ましもしない。
ただ実況するだけです。

みっつ目は、
温かいお茶をいれて、ソファに座ること。

何かを改善するためではなく、
今日の自分を休ませるために。

等身大の未来

等身大の未来

これからも、劣等感がなくなることはないと思います。

正社員の友だちの話を聞けば、
心がざわっとするし、
収入の話題になると
胸が縮むかもしれません。

でも、「また劣等感が出てきた」
と気づけるだけで、
少し距離が取れる気がします。

感情に飲み込まれるのではなく、
「あ、今鳴っている」と眺める感じです。

感情は消えないけれど、
感情に支配されっぱなしでもない、
そんな未来がぼんやりと見えました。

劣等感に飲み込まれそうになったら

劣等感に飲み込まれそうになったら

もし今、「私なんて」と思ってしまっているなら、
それはあなたが怠けているからでも、
努力不足だからでもないのかもしれません。

ただ、不安な場所で踏ん張っているから、
心がそう反応しているだけなのかもしれません。

ここに書いてあることが、
すぐ役に立たなくても大丈夫です。

「同じ気持ちの人がいる」
と思ってもらえたら、
それで十分です。

また劣等感に飲み込まれそうになったら、
ここに戻ってきてください。

何かを変えなくても、
ここにいるだけでいい場所が、
ひとつくらいあってもいいと思うので。


劣等感は消えないし、
なくす必要もないのかもしれません。

黒い感情も、不安も、
今の私の立場が教えてくれる情報のひとつだと思えたら、
少しだけ楽になります。

自分を責めそうになった夜は、
スマホを伏せて、お茶を飲んで、
ただ静かに座ってみる。
それだけでも、
心の騒音は少し小さくなる気がします。

そしてまた、
ここに戻ってきてください。

あなたの感情は、
そのままで大丈夫だと思っています。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

このブログでは、
嫉妬・劣等感・焦りといった
できれば感じたくない感情について書いています。

もし今、この気持ちがまだ残っているなら、
近い感情の記事も、ここに置いておきます。

▶︎同じ気持ちのまま読める記事

▶︎少し似た感情の記事

▶︎感情に振り回されないために、私がやめた3つのこと