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腰痛と便秘になる病気とは?便秘になると腰痛を伴う原因とは?


腰痛で便秘の場合、その原因は病気によるものかもしれません。

便秘になるとガスがたまり、おなかが張って不快になります。でも、人によってはおなかだけでなく、腰痛を引き起こすこともあります。

便秘の主な原因は、食事や生活習慣が考えられますが、腰痛がある場合は別の疾患が原因で便秘になっている可能性もあります。

腰痛と便秘になる病気について紹介します。
また、病気でなくても便秘によって腰痛になるものがありますので、あわせて紹介します。

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腰痛と便秘になる病気

腰痛と便秘になる椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアになると腰痛とひどい便秘になることがあります。

腰の痛みが長く続いて、片方の足がしびれている感じがする時は、椎間板ヘルニアが考えられます。20~50歳代の男性に多いです。

椎間板というのは、上半身を支える背骨の負担を軽くするために、クッションの役割を果たしているもので、骨と骨の間に存在しています。椎間板は二重構造になっていて、中心には髄核というコラーゲンなどを含む繊維があり、薄い軟骨が何層にも重なった繊維輪に包まれています。

何らかの理由で背骨に負担がかかって椎間板に圧力がかかると、椎間板の位置がずれて背骨の近くにある神経を圧迫してしまい、炎症を起こすため痛みが出てきます。

椎間板ヘルニアになると椅子に座ったり、前かがみになったりすると痛みが強くなり、排便しにくくなりひどい便秘になってしまうのです。便秘のほかに尿がでにくかったり、尿がもれたり、回数が増えるといった症状もよくみられます。

腰痛と便秘になる癌

癌の症状として腰痛と便秘が起きていることがあります。

大腸癌は初期症状として腰痛が起きる場合があり、お腹の違和感や血便が多いですが、便秘になることもあります。

膵臓癌は腹痛や腹部への圧迫感あり、腰の神経が圧迫されることで腰痛を起こしやすい癌ですが便秘も伴います。

腎臓は背骨の両脇にあり、ちょうど腰の高さに位置するの腎臓癌になると腰痛がみられ、便秘もおこります。

腎臓癌の初期はほとんど自覚症状がないので、腰痛と便秘という症状があらわれているとだいぶ進行していると考えられます。

胃癌でも腰痛と便秘の症状がみられることがありますが、初期の胃癌では、半数以上に自覚症状があらわれないので、腰痛、便秘がみられる頃は中期の胃癌にまで進行していると考えられます。

腰痛と便秘の症状がみられる癌は初期の段階ではないものも多いので、注意が必要です。

腰痛と便秘になる子宮筋腫

女性特有の病気である子宮の筋肉の一部が変化してできる、良性の腫瘍である子宮筋腫になると腰痛や便秘になります。

ほかにも月経時の出血量が多かったり、月経時の強い痛みがおきたり、不正出血やおりものの増加、息切れ、めまい、疲れやすいなど様々な症状が複数あらわれることが多いのが特徴です。

必ずしも腰痛と便秘になるとは限りませんが、なんとなく腰が重かったり、おなかが張ったりします。

ちょっとした腰痛や便秘の症状のほかは無症状ということも多く、検診で発見されるケースも多い病気です。


便秘によって腰痛になる原因

腰痛で便秘の場合、その原因は病気だけではありません。様々な原因が考えられますが、病気以外で腰痛と便秘になりやすい主なものを3つ紹介します。

腐敗ガス

便秘になると便が腸内にたまります。このたまった便が数日経つと腐敗してきて、スカトールやインドールと呼ばれる腐敗ガスを発生させます。この腐敗ガスが原因で腰痛をおこすことがあります。

腐敗ガスが腸内にたまると、血液に入り込んでいきます。その結果、血の流れが悪くなり、栄養素や酸素が腰回りの各器官や筋肉に行きわたりずらくなるので、筋肉が疲れやすくなり、腰痛を引き起こしてしまいます。

筋肉が弱っている

筋肉が、特に腹筋が弱っていると腸にかかる力が弱くなってしまうので便秘になることがあります。このような便秘を「弛緩性(しかんせい)便秘」と言って、高齢者の方や運動不足の方にみられます。

腰を支える筋力が低下することで、血液循環が悪くなり、腰まわりの筋肉が硬くなるので、内臓や筋肉が十分に温まらないので、胃腸の動きが鈍くなり腰痛を招いてしまいます。

精神的なストレス

精神的なストレスが原因で起きる腰痛もあり、この場合は自律神経の乱れが関係しています。

自律神経は生命活動を維持するための、呼吸や体温の管理、栄養の消化吸収、ホルモンの分泌、血液循環など、たくさんの機能の調節を担っているのですが、緊張状態とリラックス状態へ交互に切りかえることで、さまざまな働きをして心と体のバランスを保っています。

長い間強い緊張や不安にされされていると、痛みを感じる機能に問題が出てきて、必要以上に痛みを強く感じてしまい、さらにストレスが原因で胃腸炎になってしまうと、腰周りの筋肉がこわばってきて腰痛を引き起こしてしまいます。

自律神経が乱れて交感神経が優位になってくると、胃腸の働きが停滞して便が出にくくなってしまうので、色々な要因が重なって便秘と腰痛が同時に発生してしまいます。

ちなみに、副交感神経が優位になった時は、腸が過敏に反応してしまうため、下痢になります。

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