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夜中に目が覚める中途覚醒とは?病気以外の原因と対策

chutokakusei

夜中に目が覚める、ということは途中で睡眠が途切れてしまうってことですね。

これは体にも精神的にも良くありません。
疲労やストレスを溜めてしまう原因にもなりかねません。

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夜中に目が覚めるのは「中途覚醒」かもしれません。
病気が原因で引き起こしていることもあるのですが、病気以外ではどのようなことが考えられるのでしょうか?

夜中に目が覚める中途覚醒とはどういったものなのか?
中途覚醒の病気以外の原因と対策について紹介します。

夜中に目が覚める中途覚醒とは?

どのような場合
誰しも夜中に目が覚めてしまうことはあるものですが、これが
1晩に2回以上、週3日以上ある
ような場合、「中途覚醒」と考えられます。

中途覚醒は若い方よりも高齢の方、40~50代の方によく見られる不眠症の一種です。病気ではないので中途覚醒「症」とは言いませんが、実際にこれを抱えている人にとっては悩みの種ですよね。

睡眠が途中で途切れてしまうので熟睡感がなく、十分な休息がとれないため疲労やストレスが溜まりがちになります。

なぜ起こる?
中途覚醒が起こるメカニズムを調べてみますと、そもそも人の睡眠には夢を見ない深い眠りの「ノンレム睡眠」と眠りの浅い「レム睡眠」とを周期的に繰り返しており、レム睡眠状態の時に覚醒しやすいのだそう。

レム睡眠は大体90分周期で起こるので、就寝時から3時間後くらいに目が覚めてしまうことが多いのです。しかし、子供の頃はそれでも途中で目が覚めることなんて殆どありませんでしたよね。

レム睡眠に合わせて実際に目が覚めてしまうのは、それなりの原因があるんです。

夜中に目が覚める中途覚醒の原因

病気が原因
夜中に目が覚める中途覚醒の原因には、ノンレム睡眠が短くなっていく加齢によるものや病気によるものがあります。

睡眠時無呼吸症候群やうつ病などの精神疾患、手足のピクつきや痙攣などによって目が覚めてしまう周期性四肢運動障害、ナルコレプシー、特発性過眠症などが考えられます。場合によっては脳変性疾患(脳卒中や認知症など)が隠れているケースもあるため注意が必要です。

病気が原因の場合、病気を治さないことには症状は改善されません。
病気が改善されれば、中途覚醒も改善されることが多いです。

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病気以外の原因
しかし、実際には病気によるものもありますが、それ以外で考えると大抵
起きている間の生活の中に原因が潜んでいます。

中途覚醒で最も多い原因が、アルコールやカフェインの摂取です。例えば寝る前のお酒。寝つきが良くなるため寝酒をするという人もいますが、アルコールは分解される過程でアセトアルデヒドを生成し、アセドアルデヒドは交感神経を刺激するため、脳が覚醒してしまいます。またお酒には利尿作用があるので、夜中にトイレにいきたくなって目覚めてしまいます。

また、深夜に食事を取るなどして、脳は眠りの準備をしているのに、消化のために胃はまだ活発に動いているなど体の各臓器の活動リズムが一致していない場合も中途覚醒を起こしてしまう原因となります。

また、ストレスや過度の疲労は、就寝時、本来副交感神経にバトンタッチすべき交感神経がいつまでも優位に働いて緊張状態を維持してしまうので、寝付きが悪くなり眠りにはいれても直ぐに目が覚めてしまうのです。

中途覚醒にはさまざまな種類があります。病気ではない場合、
生活習慣の見直しにより改善することが多いです。

しかし、病気でなくても深刻な症状だと、自分だけでは対処できない場合もあるでしょう。また、自分では気づかないうちに睡眠障害に陥っている場合もあります。自分は中途覚醒なのかわからない状態なら、一度病院で診てもらうことをおすすめします。

夜中に目が覚める中途覚醒の対策

対策法
夜中に目が覚める中途覚醒の対策としては、まず何より
原因となっているものを取り除く
ことから始まります。寝酒をやめたりストレスを溜めないようにしたりといったことです。

それに加えて、安眠に役立つ幾つかの方法を試してみてください。例えば深い睡眠を促すホルモンであるメラトニンを増やすこと。メラトニンはセロトニンという脳内物質から作られるので、セロトニンを増やすべく日中太陽の光をしっかり浴びたり運動したり、トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸を摂ったりすると良いでしょう。

また寝る前はリラックスするのが大切。好きな音楽を聴いたりアロマを炊いたりすると、副交感神経が優位になって安眠に繋がります。更に、固すぎず柔らかすぎない寝具を利用したり、室温や照明、外からの音が眠りを妨げないようにして環境を整えることも大切です。

仮眠を取る
夜中に目が覚める中途覚醒によって日中の生活に影響が出ているのでしたら、仮眠を取るようにしましょう。
仮眠はかなり効果的です。

仮眠を取るタイミングは、午前中などのなるべく早い時間に取るようにして下さい。仮眠をとる時間は、10~20分程度にしてください。短すぎるのでは?と思う方もいるでしょうが、短時間でも睡眠を取ることで頭がスッキリし、日中の行動に影響が出にくくなります。それに長時間仮眠をとると夜の睡眠にも影響を及ぼしてしまうので、10~20分程度にしてください。

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